これから。 (ページ1)

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Story1 ページ1

Side dt

　翔太との子供がずっとほしくて妊活を頑張っていた。周りはだんだん子どもを作っているしもう今年で俺たちも30になる。しかし、神様は残酷で俺たちはなかなか授かれなかった。

dt「生理がこない､､､。おかしい､､､。」

　冬の土曜日の昼下がり、体を温めるため2人分のお茶をソファーに座ってテレビを見ている翔太に渡しながらその隣に座った。

nb「ありがと。お腹痛くなったりもしてない？」

dt「してないけど最近、腰がやけに重かったりちゃんと寝たはずなのにすぐ眠くなるんだよね。」

nb「妊娠初期に似てる症状だな。」

dt「検査キット買ってみるよ。」

nb「そうだな。」

　次の日の夜、早速やってみた。すると、それにくっきりと線が入った。
　嬉しくてリビングにいた翔太に見せた。

dt「翔太！妊娠！俺、妊娠した！！」

　翔太は固まって間抜けな顔をしていたが、状況を理解したのか一緒になって喜んでくれた。

nb「うぇぇぇぇぇぇ！やったぁぁぁぁ！涼太ぁぁぁｸﾞｽｯ､､､やったなぁｸﾞｽｯ､､､」

dt「うん､､､うん､､､ｸﾞｽｯ。やったよぉｸﾞｽｯ」

　その夜、翔太はお風呂のときも夕飯の時も寝るときまでずっと俺に着いてきてお腹をさすって「男の子かな女の子かな」や「名前どうしようか」とニコニコしながらこれからのことを話していた。