荒野に咲き誇る紅い華 Ⅶ (ページ24)

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☆ ページ24

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『これ受付で見せたら入れるからさ、うん。みんなにはたくさんお世話になったから、わたしの成長を見に来て欲しいなって思います(笑)』

安井「絶対行くよ、ありがとね。シノ。」

『ううん。わたしこそ、今日こうやって会ってくれてありがとう。あの頃と変わらずに接してくれて本当にありがとう。』

真田「それ感謝すんの俺らの方なんだけど(笑)」

萩谷「そうだよね(笑)事務所辞めたのにこうやって会ってくれて、ライブも誘ってくれてありがとね。」

『ふふ、、やっぱり7人の空気感が大好きだなあ、わたし(笑)』

長妻「シノちゃんがあの時諦めるなって言ってくれたから、今こうやって7人で居られるんだよ、俺たち！」

『そんな大袈裟だよ(笑)みんなの努力の結果でしょ？』

Aはいつも謙虚で、それでいて優しくて笑顔があったかくて本当にどこから見ても完璧な女の子だ。

せっかく昔と変わらない関係性でいられるんだから、これからも守ってやらないと。

俺たちとAとのこの関係がこれからも長く続くように願う。

顕嵐「Aー」

『ん？何あらんくん。』

顕嵐「俺らからも一個お知らせ、」

『…なあに？』

まだ誰にも言っていない。

だけどAにだけはちゃんと話そうねと全員の意見が一致した嬉しい知らせを告げると、Aは花が咲くようににっこりと笑った。

『…良かった。本当に良かった。嬉しい、おめでとう！』

こんなことになるとは正直あの頃は全く想像もしてなかった。
最初6人がバラバラになって、それぞれの新しい居場所を見つけて、俺が違う環境になって。

それでも前と変わらずに笑い合える今に、本当に感謝してるんだ。

真田「今日まじ楽しかったわ」

『わたしもです、ありがとうございました』

長妻「ね、今度は二人でご飯行こ？」

『ふふ、また誘ってね？』

長妻「うん！！誘う！」

森田「シノ俺も～」

『美勇人くんは軽いからダメって樹くん言ってたよ～(笑)』

森田「樹うぜー(笑)」

萩谷「過保護に愛されてるね、シノは(笑)」

『わたしもう21歳なんだけどなあ？(笑)』

安井「俺らにとったらまだまだ可愛い妹だけどな(笑)」

『んふふ(笑)それも悪くないね？(笑)』

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