荒野に咲き誇る紅い華 Ⅶ (ページ12)

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☆ ページ12

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田「こんなになるまで無理してたのにしんどくなかったの？本当に何も感じてなかった？」

『うん…最後に体調がちょっと悪いなと思ったのは先月の中頃だし、それからは何も。』

高「…この状態が普通になってたってことかよ。」

ジ「やっぱり仕事詰めすぎなんだよ、ちょっと休んだ方が」

『やだよ、わたしやる。』

森「Aっ」

『ここで立ち止まるわけにはいかない。…やっとデビュー出来るんだから、もっともっとお仕事しないと。』

京「Aは頑張りすぎなんだよ、俺たち心配だよ。」

『…ごめん、だけどこれは頼るとか頼らないとかじゃなかったの。自分でも突然のことで驚いたくらいだから。』

京「…それは分かってるけど、、」

『…今何日？』

田「23日の16時。」

『はあ～、久しぶりによく寝た。もう大丈夫だよ(笑)』

松「マジで言ってんの？」

『うん(笑)身体だいぶ軽いし(笑)』

わたしがそう言うと、みんなが心配そうにそれぞれ視線を合わせる。

本当に大丈夫なのに。
わたしはこんなところで終わったりしないよ。

高「…分かった。だけど食事だけはするようにして欲しい。」

『…うーん』

高「俺たちといるときだけでも隣でちゃんと食べて。じゃないと心配で仕事させられないから。」

『、、分かったよ。』

田「これから一緒の仕事多いし休憩中とか俺と寝ようね～！」

京「俺もAとお昼寝したい！」

森「みんなで楽屋に寝袋持ち込もうぜ！！(笑)」

ジ「お泊まり会だ～！」

松「いや楽屋でお泊まり会すんなよ(笑)」

渋々こちくんの条件を呑むことで明日からお仕事をさせて貰えるようになった。

その後点滴が終わってから病院を退院し、その足で東京へ帰った。

…タッキーと優太くんにはまた死ぬほど心配されたけど(笑)

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