よみがえる日々�� ページ22
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車に乗っても、新幹線に乗っても、うんともすんとも言わなくなったわたしを心配したヨコさんは東京に帰るなりわたしをヨコさんの自宅へと招いた。
ご飯を食べさせてもらって、あったかいお風呂に入れてもらって、ヨコさんのTシャツなんか借りちゃったりして。
わたしにおすすめしてくれた、わたしの部屋にもある大きなベッドの上でいつのまにか天井を眺めていた。
……小さい頃、わたしがまだステージ慣れしてへんくて緊張してると、「僕のパワーを分けてあげるよ」って、抱きしめてくれたっけ。
ほんまに不思議なくらい、力が出てくる腕の中やった。
頑張ろうって思わせてくれた。
デビューをしたら、わたしは本当の意味でSnowManになってしまう。
今までだってそんな選択肢なかったけど、もういよいよ逃げられない。
……けど、それがジャニーさんが望んだ最後のことなら。
仕方がないけど、受け入れるしかないんだ。
それがジャニーさんに選ばれたわたしの使命やから。
横山「……A？」
『んー？』
横山「こっちおいで。」
『……ヨコさん？』
横山「…ほら、」
大きなベッドの上でわたしを包み込むやわらかくてあったかい大きな身体。
横山「………俺の、パワー分けたるから。」
『…ぇ、ヨコさん』
横山「ジャニーさん。よう言うてた。"Aは、こうやって僕が抱き締めるとすごく安心した顔をするんだよ"って。」
横山「"それが嬉しいから、だから僕のパワーをいつもAに分けてあげてるんだ"って。」
横山「ずっと……いっつも、嬉しそうに言うてた。」
横山「ジャニーさんは…らぶのことを捨てたりなんかしてへん。ほんまにずっと…好きやったんやで。」
『……』
横山「やから……大丈夫。らぶはちゃんと、みんなに愛されてるから。」
ヨコさんの言葉がすっと胸に溶けて、触れている温もりからパワーが溢れ出してくるみたいやった。
まるで、昔と同じみたいに。
……今なら大丈夫。
ちゃんと、言葉にできそうだ。
次の日の早朝、わたしは岩本くんへ一通のメッセージを送った。
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Canchi(プロフ) - 更新ありがとうございます！移行おめでとうございます。いつも楽しみに読ませていただいています！らぶちゃんの葛藤が胸に刺さってます。これからも更新頑張ってください！ (2022年12月5日 3時) (
レス) @page50 id: ffebc9cb66 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - リクです！丈くんとsnowmanで絡んでほしい！ (2022年11月4日 0時) (レス) id: c6bc947bda (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - ナギサさん» コメントありがとうございます。返事が遅くなってしまいすみません。14までシリーズ続いているのに一気読みしてくださって嬉しいです！今後も楽しんでもらえるよう更新頑張ります！ (2022年10月2日 23時) (レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ(プロフ) - 一気に読ませて頂きました。凄く読んでて寝れなくなるぐらいハマりました。ハンカチ片手に読ましてもらいました。楽しみにしてます。頑張ってください。 (2022年9月18日 8時) (レス) @page17 id: 1632e4ccbd (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - ダリアさん» コメントありがとうございます！こんなに長いお話を一気読みしていただけたなんて嬉しいです！今後も心を動かせるようなお話が書けるよう頑張ります！ (2022年9月4日 11時) (レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らる
| 作成日時：2022年8月12日 9時
