いつだって前を歩いてる�� ページ22
七五三掛サイド
SnowManの着替え場所まで行くと、次の衣装に着替えたAがぼんやりとパイプ椅子に座っていた。
七五三掛「A、」
『あ、しめちゃん』
七五三掛「デビュー、おめでとう」
『うん。ありがとう』
七五三掛「やっぱり凄いよAは。」
『ううん、凄くないよ。色んなものを、、色んな人を犠牲にしてるだけで、わたしは何にも凄くないよ。』
七五三掛「、、Aはそう思ってても、俺はAのことを同期として誇りに思ってるし、凄いなって思ってるよ。これからもずっと。」
『へへ、、しめちゃん普段あんまり褒めてくれへんから照れちゃうな(笑)』
七五三掛「可愛いっていつも言ってるのに？(笑)」
『それとこれは違うやん…？(笑)』
へらりと笑う顔はどこか影があって、やっぱり色々と思うところがあるんだろうなって思う。
けど俺は初めてAと会った時も、話した時も、そしてAが関東ジャニーズJr.にやってきた時もいつだって俺よりも前でたくさんの人の目に触れているAを尊敬してた。
自分には到底できないことだって。
何度も何度もグループが変わるのだってそう。
普通の人がしないような辛い別れもたくさんあっただろうって思う。
そう思うたびに思い出すのは、2018年のジャニーズJr.祭りの最後。
"あの発表"と同時に泣きながら崩れ落ちたAだった。
俺は北斗や他のみんなみたいに恋愛感情を持って接しているわけではない。
けど、あまり人に心を開かないAの拠り所でいたいって密かに願ってた。
それが出来ていたのかは正直分からないけど…。
俺が声をかけて、嬉しそうに笑ってくれる。
それだけで今日までこうして一緒にいられて良かったなって思う。
Aが辞めなくて良かったと思う。
これからもお互いに頑張ろうね。しめちゃんことも応援してるからね。と小さな小指が俺のものと絡まった。
『そろそろ行ってくる！またゆっくり話そ』
七五三掛「うん、行ってらっしゃい。」
見送った背中は細身なAとは思えないほど大きくて広く見えた。
この背中を見て、関西の子たちは育ってきたのだと…なんかそんな漠然としたことを突然感じた。
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らる(プロフ) - akxixさん» コメントありがとうございます。ヒロインが紆余曲折、悩みながら最後には幸せになるためのお話をこれからも考えていきますのでぜひ楽しみにしていてください。更新頑張ります！ (2022年7月10日 16時) (
レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - Canchii!さん» コメントありがとうございます！お返事遅くなりすみません。素敵なお言葉をいただけて嬉しいです！これからも楽しんでいただけるよう更新頑張ります♬ (2022年7月10日 16時) (レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
akxix(プロフ) - 主人公ちゃんはちゃんと幸せになれるのでしょうか……。読むのがしんどくなるぐらい感情移入してしまいます。主人公チャンがどうか報われますようにと願わずにはいられません。これからも更新楽しみにしています。 (2022年7月10日 12時) (レス) id: acbaf6154f (このIDを非表示/違反報告)
Canchii!(プロフ) - いつも素敵なお話をありがとうございます。久しぶりに最初から全て読ませてもらって、やっぱりLove tuneも好きだし、スノも好きな私にとってすごい好きなお話です。らぶちゃんのことを知るたびに涙が止まらないです。これからも更新頑張ってください！ (2022年6月19日 15時) (レス) @page28 id: 0ed0fdfb2d (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとですコロナと最近温度差がすごいので体調などにも気をつけてくださいね (2022年5月4日 10時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らる
| 作成日時：2022年5月4日 9時
