現実は残酷で�� ページ17
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『……ぁ、ほく、ちゃん、、』
松村「なぁにやってんの。」
『…っううん、なんでも、、』
松村「…俺、そんな頼りないかな？」
『ちが、っそういうことじゃなくて！』
振り返るとそこにいたのはほくちゃんで、悲しげな顔をしたほくちゃんに思わず立ち上がってそう言うと、物凄い力で抱き締められた。
『！？ほく、』
松村「俺の前ではもう頑張んなくて良いよ。Aが頑張らずに済むように、、俺が甘やかしてあげるから。」
『な、、』
松村「大丈夫。Aは頑張ってる。誰にも負けてない。ずっと……俺の中で一番のアイドルはAだよ。だから大丈夫。」
『……。』
松村「愛濱Aは…俺にとって一番のアイドルで、一番大事な"女の子"だよ。」
ほくちゃんに抱き締められて改めて気がつく。
これが、男の子と女の子の体格の差なんだってこと。
わたしと同じくらい細身やったほくちゃんは、いつの間にか遥かに広い背中になっていた。
ぎゅ、とそれにしがみつくと耳元でほくちゃんが笑う。
松村「…Aはなんにも悪くないから。だから、、頼むから俺の前からいなくなんないで。」
『ほくちゃん…。』
松村「Aに居なくなられると、困るんだよ、、俺、悲しいよ？」
『うん、、ごめん、ごめんね…』
松村「Aはもっと…自分を大事にして良いんだよ。」
少しだけ顔を上げたわたしをほくちゃんは覗き込むと、涙に濡れた頬を手のひらで拭って「A、赤ちゃんみたい(笑)」って笑った。
『ひど、、もう20歳やのに…(笑)』
松村「可愛いってこと。」
どくん、と胸が鳴った。
この目。去年の少年たちの時と同じ、、
そう思った瞬間、綺麗な顔がわたしに近づいて来て唇が重なった。
『……！？』
松村「…しょっぱ。」
『ほく、ちゃん、、』
松村「世界中の誰がAを批判したとしても、俺だけはそばにいてあげる。」
だから、Aは俺のことだけ考えてれば良いよ。
なんて、綺麗に笑った。
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らる(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！まだまだ色々ある予定ですが、本当の仲間になれるまでヒロインちゃんを見守ってあげてください🙇♂️ (2022年2月26日 11時) (
レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - ゆゆさん» コメントありがとうございます！兵庫からフェリーが出てるのは知ってたので兵庫かと思っていました！調べたら香川県ですね、すみません。訂正しておきます。本当にありがとうございます！ (2022年2月26日 11時) (レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！！！細かいことかもしれませんが、小豆島は香川県だと思います、、、！ (2022年2月26日 10時) (レス) @page23 id: b1bcca9ccf (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - よーこさん» ありがとうございます！今後も楽しんでいただけるよう更新頑張りますね〜！ (2022年2月24日 16時) (レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 楽しみに読んでます！そろそろ仲間としての愛を知ってほしいーー！！！笑 (2022年2月24日 12時) (レス) @page20 id: 48bc5b5ae1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らる
| 作成日時：2022年2月13日 11時
