失った朝�� ページ6
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安井「朝ごはん…食べる？」
『…(首を横に振る)』
安井「っじゃあ、ヨーグルトとか食べてって？」
『んー、、ごめんね謙ちゃん。』
安井「……大丈夫だよ。帰ってきたら食べなね。」
森田「A…もしかして耳、」
『…？』
森田《耳、聞こえづらい？》
『…ん。(ゆっくり首を縦に振る)』
安井「、、マジかぁ。やっぱりそうなるよな…」
森田「クッソ…。」
『……わたしは、大丈夫やから』
安井「A…」
慣れなきゃ。だってあと数ヶ月後には誰も居なくなるんやから。
大丈夫。こんなのいつものことでしょ？
笑わなきゃ、心配されちゃう。
そう思って無理に笑顔を作ってみても、二人は悲しそうな顔をするだけでわたしが無理してることなんてもうお見通しやった。
『わたしは、、あと少し、大切に過ごしたい…な。』
森田「っ…俺も」
そう言うと、美勇人くんはわたしをぎゅう、と正面から抱きしめてくれた。
あったかくて、優しい匂いがして、心が満たされていく。
空っぽになった心に少しずつ愛が注がれる。
森田「大事にしよ。この時間も。」
音がこもって聞こえづらいはずなのに、抱きしめられた身体から伝わる振動から不思議と美勇人くんの声が聞こえた気がした。
込み上げる熱いものを目にグッと力を入れて堪えて心を落ち着かせる。
大丈夫だよ、ひとりでも。
笑えるよ。
ちゃんと、「アイドル・愛濱A」で居続けられるよ。
安井「ほらA、今日もレッスンでしょ？」
何分経ったのか、謙ちゃんがわたしの腕を掴んで時間を教えてくれる。
今日はジャニアイのリハーサルの日だった。
わたしにとってとても大切な日の後でもお仕事は普通にあって、時間は待ってくれない。
置いていかれないように必死に走り続けるしかない。
安井《行ってらっしゃい。気楽にね。》
森田《Aならできる》
《...(頷く)。行ってきます》
日差しが眩しい外の世界に、今日も一歩踏み出した。
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らる(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます。これからヒロインが本当にSnowManになるまでには色々お話を用意していますので、楽しみにしてもらえると嬉しいです♪更新頑張りますのでこれからも宜しくお願いします！ (2021年9月21日 12時) (
レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - 佑妃奈さん» コメントありがとうございます。メンバーが多いのでそれぞれとのエピソードが少なくなってしまうかもしれませんが向井くんはその中でもたくさん出てくる予定なので楽しみにしていてください！ (2021年9月21日 12時) (レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - �┫扱襪�めでとうございます！いよいよ10人体制始まりますね…オリメン6人と加入組3人とらぶちゃんの関係性がこれからどう変化していくのか楽しみです！らぶちゃんにとってSnowManという居場所が落ち着けるものになってくれたらいいです。お体には気をつけてください。 (2021年9月20日 9時) (レス) id: 592bcbbd4f (このIDを非表示/違反報告)
佑妃奈(プロフ) - 遂に10人体制になりましたね｡私は康二くんが推しなので個人的にはらぶちゃんとじーこの絡みが気になります。 (2021年9月20日 8時) (レス) id: f264ee5bd6 (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - もみしゅーさん» 素敵なコメントありがとうございます！読み返すほどこのお話を気に入ってくださるなんて感激です。これから10人体制になり、オリメンとの関係がどう変化していくのかなど楽しみにしていただけると嬉しいです！ (2021年9月16日 0時) (レス) id: ab9b2e7efa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らる
| 作成日時：2021年9月5日 12時
