Lonely girl ��

問われるのは覚悟�� ページ36

岩本サイド









永瀬「邪魔やと思うなら、要らんと思うなら…今からでも遅くないから、俺らに返してくれませんか。」



そう、ハッキリと言い放った永瀬の目は真っ直ぐだった。

思わぬ言葉に、息が詰まった。
何をどう言えば、、この2人に納得してもらえるのかなんてわからなかった。


だって俺たちはこの3ヶ月何もしてこなかった。



例えここで「邪魔なんて思ってない」「らぶが必要だ」なんて言っても、そうすんなりとは信じて貰えないだろう。
当たり前だ。
どの口が言ってんだって思われて当然なんだ。




永瀬「らぶは、どれだけSnowManのことが嫌でも、SnowManの愛濱Aって現実が受け入れられへんくても、グループとしてファンに違和感を持たれへんようにって神経すり減らして3ヶ月ちょっとやってました。」


永瀬「皆さんは、らぶに何をしてあげましたか？」


永瀬「…あの子はああ見えて脆いんです。周りに隙を見せたらすぐに漬け込まれるから、常に完璧でいるしか方法が無かっただけで、、誰より脆い子なんです。」


永瀬「らぶを…支えられる覚悟がありますか？」




ずしりと言葉の重みに押し潰されそうになる。

SnowManの愛濱Aを受け入れるということは、彼女が背負っているものを俺たちも一緒に背負うということになる。

不仲だとか、気まずいだとか、そんなことを言って甘えてはいられないのだ。


その覚悟が…俺たちにはあるのか？

思わずメンバーの顔を見渡した。



すると、黙って話を聞いていたふっかが突然立ち上がり、永瀬と平野の方を向いて思い切り頭を下げた。



深澤「っごめん！！らぶが今俺たちとこうなってるのは、、全部俺のせいだ」


佐久間「ふっか、」


深澤「全部俺が悪い。俺が、あの時あんなことしたから…っ」


阿部「違う、ふっかだけじゃない！俺たちだって…」


永瀬「、、、黙って見てた、ですか？」


阿部「…うん」








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