Lonely girl ��

静まり返る部屋�� ページ25

岩本サイド









俺たちは急いでスタッフさんのもとに走り、今日の映像を見せてもらった。

教えてもらった場面まで早送りにすると、カメラにはその時の映像がハッキリと映っていた。





佐久間「あっ！！！」


渡辺「…っ、」




ものすごい勢いでペンライトを振り下ろされるらぶ。

倒れ込んだ後、ものの数秒で立ち上がって周りのファンに手を振りステージに駆け上がる。


深澤「、、、俺の、ファン」



嘘だと思いたいような信じられない光景に、ふっかは頭を抱えた。




これは誰が悪いわけじゃない。
俺たちみんなが目を逸らし続けてきた結果がこれだ。



岩本「…くっそ、、」


阿部「何にも知らなかった…」


佐久間「なんでっ…、なんでこんなこと、」



俺らにこの子を責める資格なんてない。

だって誰も彼女に歩み寄ろうとなんてしてこなかったんだから。



阿部「明日からの公演…大丈夫なのかな」


渡辺「わっかんねえ、、」






それから魂が抜けたように無言の時間が舞い戻ってきて、どれくらい時間が経ったのかもいまいち分からない。

そんな中、一本の電話が俺の元にかかってきた。




岩本「…はい、はい。…分かりました。」


深澤「、、なんだった？」


岩本「らぶの病院。面会来てもいいって」


阿部「…」


宮舘「俺たち、会ってもいいのかな。」


佐久間「…」


岩本「行かねえと、始まんねえだろ。これからずっと、、アイツとSnowManやってくんだから」


渡辺「…俺は、行く」


阿部「うん。俺も行くよ。様子も気になるしね…」



結局全員が行くことを選択して、事務所の人が用意してくれた車に乗り込んだ。


着いたのは想像していた病院とは全く違う、こじんまりとした個人病院だった。





「どちらさんかな？」


岩本「あ、愛濱Aの…」


「ああ。Aなら向こうの部屋にいるよ。」


岩本「すみません、ありがとうございます」



促された方に歩いていくと、部屋の前で永瀬が蹲ってて、その隣で平野がその肩を抱いていた。









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