Lonely girl ��

愛に溢れた人 - くるみの部屋�� ページ1

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今思えば、異例尽くしのコンサートだった。






もう脱退したはずのグループのオリジナル曲から始まるコンサートも、

会議を重ねて作られたリハーサルとは全く異なったセットリストで本番に臨んだことも、

まだジャニーズJr.の彼女のために、ジャニーズWESTの神山くんから提供されたソロ曲も、

そして、

『シルエット』をあの日あの場で歌ったことも。






Aちゃんが自らの想いを懸けて作り上げたこのソロコンサートが、苦しいほどに愛おしかった。

改めて、大好きだと思った。
ずっとこの人に着いていきたいと思った。



会場に『CALL』が響き渡った瞬間、Aちゃんからの愛を感じて泣けてしまった。

やっぱりAちゃんは今でもこんなにもLove-tuneを好きで、大切にしていて、そして宝物みたいに歌うんだ、って。

わたしも、わたしたちもこれから先、同じようにLove-tuneを愛していて良いんだなって思わせてくれてありがとう。




そして、誰も予想していなかったセットリストの全面変更。

…というのも、初日公演当日朝のリハーサルが音漏れでグッズを買いに来ていた子たちに聞こえていて。
そのときSNSで呟かれていた曲は幕が開いたコンサートで一曲も歌われなかった。



Aちゃんによると、それは「事務所の偉い人」が組んだセットリストで、Aちゃん自身はそれをやることに納得していなくて。

そこでグループ内で演出に携わっている嵐の松本潤くんや、関ジャニ∞の大倉忠義くんに自らお願いをして、当日幕が開いた時に「愛濱A」が考えたセットリストでコンサートに臨めるように事務所側には極秘で準備をしてきたのだそう。


それを聞いた時にわたしは思わず泣いてしまった。

だって、あんなにもジャニーズ事務所を大切にしていて、今までどんなことがあっても逆らったりなんて決してしてこなかったAちゃんが初めて自分の意志を通したから。

そんなことをしなければいけないほどに彼女が事務所に追い詰められていたのかと思うと、苦しくて悔しくて泣けた。
大切な人と離れて、信頼していた先輩も辞めることになって、事務所には圧力をかけられて、どれほど辛い思いをしたのだろうと思うと胸が張り裂けそうだった。









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