大騒ぎのたこ焼きパーティー�� ページ33
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森田「A〜、あーんして、」
『嫌や〜美勇人くんたこ焼き作るの手伝ってくれへんかったもん』
安井「A俺にあーんして♡」
『謙ちゃんは良いよ〜たこ焼き作ってくれてありがと！あーん！』
長妻「なにそれずるっ！」
顕嵐「俺もAにあーんされたいー」
『ダメでーす』
萩谷「お前ら良い加減にしろ(笑)」
『わたしを助けてくれるのは慧ちゃんだけだよ〜』
萩谷「当たり前じゃん俺ら熟年夫婦だもんね？」
『あはは！そうそう！(笑)』
長妻「A〜」
『なあもう怜央ほんまさっきからくっつき虫やねんけど(笑)』
長妻「今日俺Aと寝る！」
真田「え〜！今日は俺と寝よ！な？」
諸星「モロも空いてるよ！！」
『みんなで雑魚寝でいいやん(笑)』
顕嵐「じゃあ俺Aの隣ー！」
この8人でいたらいっつも学生気分を味わえるし、みんなで部屋に雑魚寝なんて修学旅行みたいやな、なんて平和なことを考えた。
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森田「…A起きてる？」
『…美勇人くん？』
森田「寝れねえの？」
『ん〜、ちょっと(笑)』
森田「外行く？散歩しよ」
『…行こっかな。』
周りがみんな寝息を立て始めた頃、ふとソロコンのことを思い出して憂鬱になっていたわたしに美勇人くんが散歩に行こうと声をかけてくれた。
薄い上着を羽織ってマスクをしてふたりで部屋を出る。
森田「考え事？」
『…まあ、』
森田「…ごめんな、」
『なんで、』
森田「俺らがそばにいてやれたら良かったのに、」
『…仕方ないよ、それは。』
森田「潰れんなよ」
『…うん、、』
優しい手から温かさが伝わってなんだか泣きたくなる。
わたしはこの手を離してしまったんだなあ。
苦しいな。
結局2人でぽつりぽつりと言葉を交わしながら15分ほど歩いてマンションに戻って来た。
『…美勇人くん』
森田「ん？」
『がんばる、から。』
森田「ん。」
『やから、ずっと見てて。』
森田「…見てるよ、ずーっとAだけ」
部屋のある階に上がるエレベーターの中、不意に近づいてきた美勇人くんの唇が、わたしの唇にマスク越しに優しく触れた。
『…、、』
森田「……」
『ぇ、みゅ、とくん』
森田「……みんなには内緒な、」
戸惑うわたしを向けて悪戯に笑った美勇人くんは、エレベーターを降りる直前、固まったままのわたしのマスクを下げ、今度は本物の唇が重なった。
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紗奈 - すげぇ。ウィキペディアみたいにまとめられてる。 (2022年8月16日 7時) (
レス) @page3 id: 64ad605d1b (このIDを非表示/違反報告)
はーと(プロフ) - らるさん» そうなんですね！ありがとうございます🙇すごい歌詞が素敵で好きだなと思っていました！！らるさんの言葉選び、書き方にとても感動しました。これからも楽しみにしています！ (2022年1月30日 13時) (レス) id: 7127a1f91d (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - はーとさん» コメントありがとうございます。気づかなくて遅くなってしまいすみません。ご質問のヒロインソロ曲「光陰」ですが、わたしが考えたオリジナルの歌詞になります。今後とも本作をよろしくお願いします！ (2022年1月30日 9時) (レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
はーと(プロフ) - 最近読み始めたばかりですが、楽しく読ませていただいています。質問なのですが、「光陰」は実際にある歌なんですか？もし本当にある歌なら曲名を教えていただきたいです🙇 (2022年1月12日 19時) (レス) id: 7127a1f91d (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - 最新話まで読んでもう一度最初から読み始めました。わたしはスト担なのですが、このお話もらぶちゃんも大好きです。ちょうど今、この星のHIKARIがシャッフルで流れてきて不意に泣きそうになってしまいました。これからもらる様のご活躍を楽しみにしています。 (2021年10月12日 14時) (レス) id: 47952aaa32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らる
| 作成日時：2020年12月13日 19時
