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高「あのー…さ。」


『んー?』


高「あれから、今日までずっとシノに聞きたかったことがあって。」


『え?なに?』


高「…シノさ、今、幸せ?」



深刻そうな顔をしたこちくんの口から出てきたわたしへの疑問に、喉がひゅっと音を立てた気がした。


幸せだ、なんて即答出来るわけがなかった。



やらなければならない仕事が目の前に山積みでそれをただ消化しているだけの毎日。

あの時感じた虚無感を思い出さないように忙しさで誤魔化しているだけのわたし。




『…どうして?』


高「…無理してるようにばっかり見えるから。俺たちのために、グループのためにシノを犠牲にして欲しくないから。」


『そんなこと、ない。犠牲なんてそんな…』


高「二度と失いたくないから、自分を追い詰めて欲しくないんだ。」


『…』


高「シノには、幸せでいて欲しい。メンバーだけじゃなく、色んな人の願いだよ。」


『…ありがとね。そんなに気にかけてくれて、、』




結局わたしはその答えをはぐらかすことしか出来なかった。

のらりくらりと質問をかわしたわたしは苦虫を噛み潰したような表情をするこちくんに曖昧な笑顔を向けて、それ以上はなにも言うなと目で伝える。



いつか必ず答えるから。

こちくん。
こちくんがデビューする時にはちゃんと、笑顔でわたしは幸せだよって伝えるからね。



もしかしたらこの答えをこちくんに伝える前に、わたしはこのグループでいられなくなっているかもしれないけど。

今の時点でもこんなにキラキラ輝く彼らはわたしを除いてデビューするかもしれないけど。


そんなの全部覚悟の上でSixTONESになったんだ。

ハンドルを握るこちくんの横顔を見ながらわたしは少しだけ切なくなった。







.

*珍しいトリオ→←*濁した答え



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らる(プロフ) - あやめるさん» コメントありがとうございます。現在下書きを進めていますので、リクエストに答えるのが遅くなってしまうかもしれませんが、こちらにお願いします! (12月17日 21時) (レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
あやめる - リクエストってここに書いた方が良いですか? (12月17日 19時) (レス) id: a1493b1ce1 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (12月12日 9時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らる | 作成日時:2020年12月1日 9時

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