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交際が始まってそろそろ一年が経とうとした頃、Aが病院に運ばれたと岸から連絡があった。
BBJの頃から俺がAの面倒をよく見ていたことを知っていた滝沢くんが迎えに来てくれて病院に駆けつけると、発表されたばかりのSixTONESのメンバー、岸、宮近、安井、顕嵐、神宮寺に岩橋もいた。
Aはまだ目を覚ましていないようだった。
それからすぐにジャニーさんも来て、Aを可愛がっていた先輩たちも続々とやって来た。
珍しく岸が怒っていた。
SixTONESのメンバーに掴みかかる勢いで激怒していた。
俺には何も言わなかったけど、岸は俺のこともじっと睨んでいた。
俺は何が起こっているのか分からず、その日以降Aと2週間会えなくなった。
2週間ぶりに会ったAは、困ったように眉を下げて
『たつくん、ごめんね。』
と笑った。
深「…A。」
『これ以上、たつくんに迷惑かけられない。』
深「俺、Aにならどれだけでも迷惑かけられたいよ。」
『それじゃ、ダメなの。』
深「A…。俺、Aの支えになってた？」
『たつくんが抱きしめてくれるたびに、嫌なこと全部忘れられた。ありがとう。』
そのときが来るのが突然すぎて、俺は何も抵抗できないまま
『お別れしよっか、たつくん。』
Aは俺が見て来た中で一番キレイな顔で笑った。
Aに何があったのか、なぜこんなことになったのか、なぜ俺に別れを告げたのか、
俺は何も知ることが出来ないまま、Aを手放した。
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深「でもまあ、これで良かったのかもな。」
感傷に浸りながら東京ドーム公演後の会見の写真を見返すと、見覚えのある紫の石が光るピンキーリングが目に入った。
深「…これ、」
俺の首から下がるネックレスを服から出して自分のものと見比べる。
やっぱり。
Aの16の誕生日に、俺がプレゼントしたペアリング。
周りにバレないように俺はずっとネックレスにして持っていた。それは別れた後も変わらずに。
大切な日にだけ付けるね！と笑っていたAを思い出す。
深「…マジ、ずりぃな、、」
A。
俺がまだAのこと好きだって言ったら、お前は何て言う？
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らる(プロフ) - あやめさん» リクエストありがとうございます！どこかで応えられるようにお話書きたいと思います！ (2020年9月12日 11時) (
レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ - 早速ですが、リクエストです！芸能人のお友達と遊びに行くとかのお話が見たいです！ (2020年9月10日 17時) (レス) id: 0830708338 (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - あやめさん» コメントありがとうございます！リクエスト是非お受けしたいのですが、もうすでに書き終えているシーンがいくつかありまして、お応えするのが少し遅くなっても大丈夫でしたら是非！ (2020年9月7日 20時) (レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ - めっちゃ面白いです！リクエストとかお送りして良いですかね？ (2020年9月7日 19時) (レス) id: 0830708338 (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます！SixTONES素敵なグループですよね。体調にはお互い気をつけましょうね！これからも楽しんで読んでいただけると嬉しいです。 (2020年9月7日 2時) (レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らる
| 作成日時：2020年9月6日 19時
