【A3】to be continued……？

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ゲームの方もちょうど至さんが完全勝利して止まった。
いや、俺が途中からやってなかったからだけど。

……大人げねぇ。





「……彼女に嫌われたくなくてさ。だめなところを隠してたらこうなって」

「隠すったって……」




じゃあ彼女の前でも外面全開なのかよ。そりゃ出来てんならすげーけど、ばれたら悲しくね？それこそ嫌われる理由になりそうだし。






「今日もさ、彼女風邪ひいてたみたいなのに連絡のひとつもなくて。そんなの知ったらすぐにかけつけるのになー……まあ今日はどうにか一緒にいられたし、寝顔も見れたから良いんだけど」





それって……彼女さん多少なりとも感づいてんじゃね？
てか至さんさり気なく惚気けてんじゃねーよ。





「どんくらい続いてんすか」

「3年近く」

「うわ」





そんなに擬態続けるのもやばいな。
どんだけ嫌われたくねぇんだよ。普通3年ありゃさり気なく言うことも出来んだろ。





「あー今日も可愛かった。まじ可愛い。天使」




(真澄みたいになってる……)




「完全に引いてるけど言わせたのは万里だからな。まぁむかつくからぶっ倒す」

「はっそんな何度も同じようにはさせねぇよ」





そのままゲーム再開。
いろいろ不安に思うとこもあるけど、至さん彼女さんのこと好き過ぎだしまあ大丈夫だろ。




その後散々ぶっ倒された俺はさっきの話をみんなに広めることに決めた。

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