エレベーターで 2 ページ6
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ウィーン
私たちはエレベーターに乗り込む
京介「このエレベーターで上がったらすぐのところだから」
『そうなんですね！すみません、ありがとうございました』
京介「いいっていいって、笑」
と、その時
ガコンッッ……
プツッ
「「！？」」
エレベーターが急に止まり電気も切れてしまった
京介「Aさん、大丈夫…？？？」
『は、はい…これ止まってますよね？』
京介「…みたいだね」
そう言って京介さんは携帯のライトを点ける
京介「フロア押すボタンもきかないし、多分停電でもしたのかなー」
『ど、どうしましょう…』
京介「とりあえずマネージャーさんに電話してみるね」
プルルルル…、プルルルルル…、
京介「…あっ、もしもし？良かったーつながって
今エレベーターに閉じ込められちゃってるんですけど…
…えっ、全館停電ですか？？
…はい、……はい、こっちは大丈夫なんで、分かりましたお願いします」
プツッ
京介さんは電話を切る
京介「なんか今武道館全体が停電みたいで、業者の人を呼んでくれてるって
もしかしたらちょっと時間かかるかもって…」
『そ、そうなんですね…』
京介「まあこうなっちゃったのは仕方ないし、とりあえずここ座って待ってようか」
『はい…』
京介「あっ、待って床汚いかもしれないからこれ敷いて、あとこれ着て」
そう言って京介さんは自分の持ってたタオルを地面に置き、着ていた上着を私に着せてくれた
『え、良いんですか…？でも京介さんの分が』
京介「俺のなんかいいよいいよ笑」
『…すみません、ありがとうございます』
私たちは暗闇の中エレベーターの床に座った
(とは言え、初対面の人とこの状況は気まずいなーーー)
そんなことを考えていると
カタカタカタ……
(？？)
何か固いものが小刻みに揺れるような音がした
音がする方を見ると、京介さんの持っている携帯が床に当たる音だった
つまり、京介さんの手が震えているということ…
『京介さんやっぱり寒かったんですか！？これ全然平気なので着てくだっ…』
京介「いや！寒いとかでは全然ないんだけど…
俺、幽霊とかが苦手で………」
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あいう(プロフ) - 本当にこのお話大好きです（ ; ; ）続きが気になります、、！更新ずっと待ってます😭♡ (6月6日 19時) (
レス) @page28 id: e27a4b5f22 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっち(プロフ) - コメント失礼します！この作品を見つけた時から楽しく読ませてもらっています！この作品の理人くんが大好きなので今後の更新も楽しみにしています^^ (2023年1月29日 22時) (レス) id: 85dbd2df30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな | 作成日時：2023年1月25日 21時
