お疲れさま会 2 ページ27
.
.
.
京介「よし、じゃあ帰るかあ」
そう言ってふらふらと立ち上がる
『本当に大丈夫ですか…？』
京介「だあいじょうぶだって、ほらいくよ」
『あ、そうだお金』
京介「あーーもう会計終わってるし、きょうはおれのおごりだから」
『え？いつのまに…』
京介「なーんと最近はけーたいからもしはらいできるようにしたんだってぇ、
よりかんぜんこしつになってんの笑」
京介さんはふにゃふにゃしながら話す
『そうなんですね笑
あ、ありがとうございます…ごちそうさまです！』
京介「ん」
と、京介さんは先に階段を降りていく
慌ててコートを着て後を追いかけようとすると
ガタタタタッ！
階段の方で何やら大きい音がした
嫌な予感を感じながら階段の方をのぞくと京介さんが階段に座り込んでいた
『もーー何してるんですかー』
おそらく階段を踏み外したんだろう
私は京介さんの元へ駆け寄る
『怪我してないですか？立てますか？』
京介「…けがはしてない、けどたてないー」
『なに子どもみたいなこと言ってるんですか笑
ほら、捕まってください
よいしょっ………とと、うわあ！』
ガタタタタッ
片方の腕を自分の首に回し体を起こそうとしたが、想像以上に重くバランスを崩してしまった
『いたたた……！！！』
とっさに強くつぶった目を開けると、京介さんの顔が目の前にあった
『ご、ごめんなさい…！』
急いで体を離そうとしたその時
グイッ
京介さんは私の腕を引いた
男の人の力に敵うわけもなく、簡単に京介さんの方へと引き寄せられてしまう
酔っているからなのか、いつもよりもうるうるとした瞳で見つめながら顔を近づけてくる
『あ、あの……京介さん…？』
顔の近さがわずか数センチまできたところで、京介さんはさらに私の腕を引いた
ちゅっ……
京介さんの唇が私の唇に優しく触れた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 359人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あいう(プロフ) - 本当にこのお話大好きです（ ; ; ）続きが気になります、、！更新ずっと待ってます😭♡ (6月6日 19時) (
レス) @page28 id: e27a4b5f22 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっち(プロフ) - コメント失礼します！この作品を見つけた時から楽しく読ませてもらっています！この作品の理人くんが大好きなので今後の更新も楽しみにしています^^ (2023年1月29日 22時) (レス) id: 85dbd2df30 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はな | 作成日時：2023年1月25日 21時
