初めまして、命の恩人です。2【東卍】

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"関東事変"のあと、東京卍會は解散したらしい。

詳細は知らないがマイキー君の独断とのこと。



そして現在。

クラス替えの結果に盛り上がるクラスメイトを横目に、自分の指定された席につく。

…留年してるってバレたら距離置かれそうだから、黙っておこう。


まあ、そんなで知り合いなど居るはずもなく……

「ねえ君、俺のこと覚えてる？」

………居た。

『えっと…ルナちゃんの、お兄さん？』

「おう！俺の名前は三ツ谷 隆。あのとき名前聞きそびれちゃったからさ、教えてくんない？」

『柊 A。よろしくね、三ツ谷くん』



それから三ツ谷くんと談笑していると、誰かの体重が背中にのしかかる。

顔は見えないが、代わりに"リン…"と聞き覚えのある音がした。

『……一虎？』

「こんなとこで何してんの、A」

『何って…高校生』

まさか一虎も同じ学校に通っていたとは…。


「お前、柊さんと知り合いなの？」

「ああ。同棲してた仲だよなッ」

「え…ッ？！」

『同棲じゃなくて居候な。

一虎と三ツ谷くんも知り合いだったんだね』

すると、一虎から衝撃の一言。


「三ツ谷は東卍創設メンバーだよ。

マイキー、ドラケン、場地も。あとはパーちんって奴」

『……』

ほとんど知り合いじゃないですか。

いつの日か、東卍とは関わらんぞ…と決意してた自分。
なんか……ごめん。

それとパーちん…。夢でみた新郎さんは君だったのか。

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