初めまして、命の恩人です。【東卍】

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『誤解解けて良かったね』

「あんな顔した一虎くん"血ハロ"以来ですよ。あ、俺死んだな…って思いました」

いまはボロボロの千冬くんを別室で手当て中。

あ、これは一虎にやられたんじゃなくて、なんか"聖夜決戦"？で負った傷らしい。

脚も折れてて、だいぶ重症。


手当てしてる間は、"黒龍の精鋭100人を場地さん達があっという間に伸してて鳥肌立った"とか、"相棒がめちゃくちゃカッコよかった"って熱く語ってくれた。

クリスマスに教会で喧嘩なんて罰当たりな…とも思ったけど、すごい楽しそうに話すからそんな事どうでも良くなった。

「俺の相棒、喧嘩は弱いのに、自分より強い相手に平気で立ち向かう奴で、すげーカッケェんすよ！

いつかAさんにも紹介しますね」

『へえ…。楽しみにしてるね』

花垣武道…か。



『……はい、終わり。せっかくクリスマスなのに、怪我だらけだね』

「あざっす！…でも、クリスマスにAさんと会えて良かったっス」

『ふふ、嬉しいこと言ってくれるじゃん』

場地くんがよくやるみたいに千冬くんの頭を撫でると、ちょっと照れた様子の千冬くん。可愛い。



日付はもう過ぎてるけど、クリスマス会はとても楽しかった。

今まではイベントなんて興味なかったけど、なんかいいな…こういうの。

時間も遅いので、場地くんと千冬くんは泊まっていくとのこと。一虎も嬉しそうだし良かった。

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