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あなたと過ごす毎日 feat.MASAI ページ46

大好きな人と、毎日一緒の屋根の下。

手を繋いで登校して、同じ家に帰る。

私たちの、毎日。


「やべえ俺今日日直だ」
「ほんと?じゃあ一緒に行こうシルク」
「おう、行こうぜ」

パタパタと忙しそうに出ていくシルクとモトキを見送りながら、私とマサイは顔を合わせた。

「じゃ、俺たちも行くか」
『うん』

私達を壁から覗く、二つの影。

「あーあ、今日も仲良しなこって」
「まああの2人だからね…」
『ダーマ、ンダホ、遅刻するよ?』
「待ってえ!」

大きい足音を家中に響かせながら、みんなで学校へと向かった。



『うう…数学わかんない』
「俺が教えてあげよっか」

机に突っ伏していた私の頭をシャーペンでカチカチと叩くシルク。ニヤついている顔に思わず眉根を寄せた。

『シルクは厳しいから嫌』
「ひでぇ」
「俺はダメ?」

目線だけ上げるとノートを口元に置いているマサイの姿。

『今度こそシルクに勝ちたいの』
「よし、2人で作戦会議でもしよっか」
「あれ、俺置いてけぼり…?」

あからさまにしょぼんとしたシルクを置いて、人の集まらない図書室に向かった。

「……で、どこがわかんないの」
『えっとね、』

小さい教科書をぱらぱらと捲っているうちに、私は手を止めて教科書を閉じた。

『あのさ、』
「うん?」
『……何でもない』

再び捲ろうとする手に、彼の細い指先が静止をかけた。

「あのままシルクに教わってたら俺怒るからね」
『は、はい…肝に銘じてオキマス』

やっぱり彼はエスパーか何かなのか。普段は鈍感なくせに。

『ここ、なんだけど…』
「A」

教科書から彼に目線を移すと彼の綺麗な顔が近づいた。そして唇に柔らかい感触が伝わった。

『マ、マサイ…!』
「本で隠したから…何?1回じゃ不満?」
『ばか』




大好きなあなたとの、甘酸っぱい毎日。



6/30かかおさんリクエスト

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よる - .......た、ぶん。 (2019年8月17日 20時) (レス) id: 3bec8c6e5b (このIDを非表示/違反報告)
よる - ひなさん» お酒ですよ。 (2019年8月17日 20時) (レス) id: 3bec8c6e5b (このIDを非表示/違反報告)
ひな - ドクペって何ですか? (2018年10月14日 10時) (レス) id: 156267eea4 (このIDを非表示/違反報告)
みーやー - 初めて読むんですが、おもしろくてかわいい小説ですね。素晴らしいです (2018年9月27日 19時) (レス) id: eb57ffa2b0 (このIDを非表示/違反報告)
すみコ - 初めて読みます!そして、面白いので、続編期待してます! (2018年9月8日 17時) (レス) id: 6b18a24f6d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年2月15日 20時

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