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そんな俺が、feat.SILKROAD ページ42

イジワルさんの続きのようなものです

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布団とほぼ一体化した体を起こし、ぱっと明かりがついたディスプレイには6時の文字が映されていた。

体を反対に動かすと彼の姿はなかった。

彼に触れようとした手は、重力に逆らうことなく誰もいない布団を叩いた。


「俺はここだよ、お姫様」


後ろからシルクの声が聞こえたけれど、私は振り返らずに布団を深くかぶった。

「お〜い、Aさーん」

顔を見たら昨日のことを思い出す。絶対。
彼の顔を見ないように、布団を強く掴んだ。

「なぁに??Aさん不機嫌?」
『…シルクなんて嫌い』
「……へぇ」

彼が布団を掴む。私は必死に抵抗したけれど、筋肉バカには勝てない。

視界が明るくなり、片眉を上げた彼の顔が映された。

『あ……、』
「くくく、顔真っ赤だけどどうした?」
『や、や、見ないで…!』

必死に押しのけようとした手も取られ、彼は一気に距離を縮めた。

ちゅ、と軽いキスを何度も繰り返して、彼は色っぽいため息をついた。

「口、開けろよ」
『…っ、いや』
「っるせえな、いただきまーす」

私の唇に、貪りつくように。慣れた手つきで服を脱がす。否、剥がしていく。

彼の優しくも刺激的な目線と舌に、どろどろに溶けて。


「えっろい顔」
『き…っ、きらい、バカ』


んふふ、と笑いながら可愛らしく首を傾げる彼。



”俺は好きだけどね”

なんて、ずるい




6/9さつきさんリクエスト

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よる - .......た、ぶん。 (2019年8月17日 20時) (レス) id: 3bec8c6e5b (このIDを非表示/違反報告)
よる - ひなさん» お酒ですよ。 (2019年8月17日 20時) (レス) id: 3bec8c6e5b (このIDを非表示/違反報告)
ひな - ドクペって何ですか? (2018年10月14日 10時) (レス) id: 156267eea4 (このIDを非表示/違反報告)
みーやー - 初めて読むんですが、おもしろくてかわいい小説ですね。素晴らしいです (2018年9月27日 19時) (レス) id: eb57ffa2b0 (このIDを非表示/違反報告)
すみコ - 初めて読みます!そして、面白いので、続編期待してます! (2018年9月8日 17時) (レス) id: 6b18a24f6d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年2月15日 20時

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