BATH TIME feat.MOTOKI ページ15
『モトキ遅いなぁ…』
そんな事を言っていても彼は早く帰ってこない。
あと十五分が1時間に感じた。
『お風呂、入ろ』
どうしても待っていることが出来なくて、私は風呂場へと足を向けた。
髪を洗っている最中にも頭から離れないのは、彼の優しい笑顔で。
『モトキ…』
「なぁに?」
『きゃっ!!』
「うぉう、大丈夫?」
モトキ、恐るべし。全く気配に気づかなかった。
驚いて後ろに倒れかかったけれど、彼が支えてくれた。
『びっくりした…いつ帰ってきたの』
「ん〜さっき」
『言ってくれればよかったのに』
「だってさ、」
彼が倒れかかるように抱きついた。お互い裸なのでうるさい心臓の音が聞こえそうでドキドキした。
「早く帰ろうとしたら追加で仕事くるし」
「Aのお出迎えないし、ね?」
『ご、ごめんなさい』
「ま、こうやって一緒にお風呂入れたから万々歳だけどね」
そう言って彼は触れるだけの口付けを落とした。
私が彼の首に手を回すと、珍しく焦って。
「や、そういう可愛いことしないで」
「…止まんなくなっちゃうからさ」
『いいよ。止まんなくなっても』
”疲れてるんでしょ?”と、付け足せば彼は嬉しそうに首を傾けて、
「いいの?」
『明日お休みだから』
「じゃあ、2人でゆっくりしようね」
『…うん』
お風呂でもイチャイチャしたいの。
3/5はしもとそらさんリクエスト
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よる - .......た、ぶん。 (2019年8月17日 20時) (レス) id: 3bec8c6e5b (このIDを非表示/違反報告)
よる - ひなさん» お酒ですよ。 (2019年8月17日 20時) (レス) id: 3bec8c6e5b (このIDを非表示/違反報告)
ひな - ドクペって何ですか? (2018年10月14日 10時) (レス) id: 156267eea4 (このIDを非表示/違反報告)
みーやー - 初めて読むんですが、おもしろくてかわいい小説ですね。素晴らしいです (2018年9月27日 19時) (レス) id: eb57ffa2b0 (このIDを非表示/違反報告)
すみコ - 初めて読みます!そして、面白いので、続編期待してます! (2018年9月8日 17時) (レス) id: 6b18a24f6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蓮 | 作成日時:2017年2月15日 20時