19日目 ページ21
『皆さんが帰ってくる前に晩ご飯作っちゃおう〜と』
と食材を切っていると、
「ヌナ！僕も手伝います！」
『ヤ〜、ドヒョナ〜ほんとにいい子だね...。
ありがとう！』
とドヒョナの優しさに感動しながら2人で楽しく作っていると時間はあっという間に過ぎて行った。
晩ご飯が出来上がる頃にはハウスメンバーは勢揃いしていた。
今日も12人で食卓を囲むことができる。
大人数で食べるご飯は余計に美味しく感じるんだ。
「みんな、食べながら聞いてほしいんだけど、
最近この近辺で不審者が多発しているらしいんだ。
みんな夜道や帰り道には気をつけること！
学生組はヒョン達がいない間にインターホンが鳴っても出ないこと。」
「もうー、スンウヒョンはすっごく心配性なんだから〜！」
とドンピョが言い返す姿を見てみんなも笑っている。少し怖いななんて思うけど、みんなと話しているとそんな恐怖心もどこかに行っていた。
後片付けをしていると、
「ヌナー！今日もご飯美味しかったです！
残りの後片付けは僕がやっとくので、先にお風呂入っちゃってください！」
とヒョンジュニが髪の毛をまだ濡らしたままで私に伝えてきた。
『ヒョンジュニ、先に髪の毛乾かしておいで』
「僕、いつも自然乾燥派なんですよ〜」
『もう！だめだよ！
今日はヌナが乾かしてあげるからこっちきて！』
と思わず言ってしまう。
引かれてるかも、とヒョンジュニを恐る恐る見ると
パァァァと効果音が付きそうなくらい笑って
「ドライヤー持ってきます！」
とパタパタとかけて行った。
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作者名：シロ | 作成日時：2020年5月9日 22時
