3.木漏れ日 ページ3
貴女side
今日はとても気分が良かった。
今私がいる花畑はお気に入りの場所で。街から遠く離れたここは人が全く来ない。
だから、美しい自然なまま残っているのだ。
本当は魔獣の生息地域だけれど、何故かここらへんは全く居ない。1年ほど近くで住んでいてもほとんど会うことはないほどだった。
そんな場所でのんびり日向ぼっこをしていた。
そのとき、急にざわざわと胸騒ぎがした。
周りにいた精霊たちもヒソヒソと何かを話している。何かが起きている。しかし、よく聞いてみるとそれは今日ここで何かの集まりがあるということで、私の心とは何も関係の無いものだった。
“今日はあなたも一緒に来ない?”
精霊が一斉に私の周りにヒラヒラと集まり出す。
“今日は特別なのよ?”
“いいでしょ?すこしくらい”
『それだけ言うんだったら、少しだけね。』
笑い声や話している声が一斉に増える。
とても楽しくて、ずっと話していたかった。
“私達は準備があるから、またねン”
“日が少し傾いたころに、___の花を持ってくるのよ?”
40人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小狐(プロフ) - 更新遅れて申し訳ないです…。 (2018年3月23日 10時) (レス) id: 81873e425d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:小狐 | 作成日時:2017年10月5日 1時