吸血鬼4人 ページ5
Aが帰ってからクロと気まずい雰囲気になってしまった
「とりあえず帰ろうぜ」
クロは体育館から出ようとしている
俺は部室に行き荷物を取りに行った
右手の中指全体が脈を打っているかのように血液が流れているのがわかる
それに伴って鼓動も速くなって顔に熱がどんどん流れていく
俺は部室の狭い空間で何度も深呼吸をした
少し鼓動の速さも落ち着き、クロに置いていかれないよう部室のドアに手をかけた
.
俺は校門前にいるクロに問いかけた
『…冗談にも程があるよ、何であんなことを言ったの』
クロの顔が少し怯えたように見えたけど多分俺の声に驚いたのだろう
「いやいや〜、せっかくチャンス与えたのに〜
それに研磨、傷口舐められたぐらいで真っ赤にしちゃって〜」
チャンスを与えた?
俺は頼んでないし何よりAはクロといる方が幸せだと思う
それに俺がどれだけ抑えていたと思っている?
クロを見ると不満が爆発しそうだ
『クロ、めんどいからやめて…』
小さく呟いたつもりなのに聞こえていたみたい
「ごめん!研磨!アップルパイ奢るから〜!」
俺は後ろから聞こえるクロの声を無視して歩いた
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いちご丸 - ヘッこれは最高だ!!!(変態)めっちゃ好きです! (8月23日 0時) (レス) @page12 id: 7e45dba670 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水。 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年1月9日 21時