ヨコハマのヤベー奴らと一般人くんの日常 弐【男主】

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めっちゃ平和だ…

此処最近は心乱される事もなく平穏な日々が続いている。
否、正直送り主不明の謎の荷物の中に超高級和菓子が入っていたのは滅茶苦茶ビビったが、荷物の中に入っていたメモに『また遊びましょう フョードル・D』と書かれてあったので、何時もの心臓に悪いドス君のやり方だ。
この、息をする様に高級品を周りの奴らは送り付けてくるのは何なんだろうか。まるで貢がれているヒモのような気持ちである。

貰ったものは無碍には出来ないので、この後滅茶苦茶美味しく頂いた。

閑話休題。
まあ其れはさておき、俺は今学校帰りの途中だ。
途中スーパーの特売の商品をヨコハマダム達との死闘の末に何とか捥ぎ取り、ご機嫌で帰っているところである。
マダムというか主婦って本当強いんだわ。特売の度に何時も死ぬんじゃないかと思う。

最近は太宰達は仕事の方が忙しい様で最近はあまり来ない。
まあ来ない代わりに電話が結構な頻度で掛かってくるのだが。……声が半端なく疲れているのが電話越しにも伝わってくるのは、もう頑張れとしか云えないが。

近道をしている最中、コン、何か硬いものに足がぶつかった。
結構な硬さだったので何だろう、と下に視線を向ける。

「…………」

ゴロリと転がっていたのは、薄汚れた黒い物体。

然し其れを見て厭な汗が噴き出す。
あ、これあれだわ。映画とかでよく見たことある。というか時々横浜や、海外のニュースなんかでも問題になるやつ。



─────これ爆弾じゃね？


ヒュッ、と喉が乾く。
乾いた音が鳴った。恐怖によって縫い付けられた様に俺の身体は動かなくなる。
何か玩具の類だと思いたいが、ぶつかった時の硬さといい、薄汚れてはいるもののまだ新しさを感じるものだ。子供が新しい玩具を捨てるとは思えない。

と、なると、だ。
勘違いでなければ此れは多分爆弾。其れか不発弾というやつではなかろうか。


前言撤回！！矢ッ張り平和じゃねえ！！！！


××××××

というわけで続編まで来ました。いやおせーよって話ですよね。
オリジナル立ててしまったので新しく作り直しました。不快に思われてしまった方には申し訳ないです。

前回に引き続き、男主くんのゆるゆるライフにおつきあいくださる方にはありがとうございます。嬉しいです。

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