【マインクラフターの日常】してみた。されてみた。【日常組】 (ページ5)

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キスしてみた【K】ページ5

「ただいまー」
「おかえりーって私の家なんですけど」
「ほぼ俺も住んでるから」
「いや、まあそうなんだけど……」

その日はくーちゃんが私の家に泊まりに来る日で。もう何度も来ているくーちゃんは私の家に服を置いていつでも来れるようにしていた。

だから会社から直で私の家に来る。スーツ姿のくーちゃんはスマートでとてもかっこよくて好きなため大歓迎なのだが。

「今日の晩ご飯は〜？」
「パスタ〜」
「なんだと、俺の心を読んだのかっ」
「ふっふっふっ、くーちゃんのことならなんでも分かるのさ」

若干テンションの高いくーちゃんに合わせて言葉を返しながらご飯の準備をする。その間にくーちゃんはお風呂に入りに行った。

テンションの高いくーちゃんはなかなか珍しい。

基本ゲームをしている時か猫と戯れている時しかテンションが上がらないため多分疲れでも溜まっているのだろう。

私は仕方ないなぁと感じながらお皿をテーブルに置いた。

そして特に何も起きることなく晩ご飯を食べてお風呂から上がるとソファーでくーちゃんが会社の書類を持ってウトウトとしている。

そんな彼の隣に座ると眠そうにこちらを見てふにゃりと笑った。

「疲れ、溜まってるでしょ」
「んー……やっぱりAにはバレるよね」
「そりゃね。……仕事、忙しい？」

私の問いに頷くと猫のように擦り寄って腰に腕を回し、手を握る。肩に頭を乗せて完全に甘えん坊モード。

そんな彼に私はキスを落とす。それに彼は頬を染めて嬉しそうにはにかんだ。

「……やっぱ……Aと一緒にいるのが1番落ち着く」
「疲れたら無理せず甘えていいって言ったのに。……ほら、もう寝るよ」
「……A、好き、だよ」
「知ってる。私もくーちゃんのこと好き」

くーちゃんは私を抱き寄せて「一緒に寝よ」と言う。私はそんな彼に「はいはい」と返事をして背をポンポンと叩いた。