檸檬のカオリ、私のヒカリ４ (ページ6)

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５話ページ6

話を聞きながら蜂蜜ケーキを頬張る
久部・東海林・神倉の三人

夏代「佐野さんは工場の製造責任者として
月140時間は残業してた」

ミコト「え～じゃあ過労を疑ってるって事？」

夏代「そう、家老が原因なら
労災案件になって会社に賠償金を請求出来る」

自分のデスクでレモンティーを
飲んでいた真嶋が突然口を開いた

真嶋「ちなみに工場って何の工場ですか？」

夏代は一瞬“誰？”という
顔をしたが構わず質問に答えた

夏代「しあわせの蜂蜜ケーキ」

土産のまさかの真実に
幸せそうにケーキを食べていた
三人のフォークが一瞬にして止まった

興味本位で聞いた本人もケーキを口に
していなかった三澄と中堂も無言を貫いたままだ

夏代「でもね
工場長に事実関係を確認に行ったら…」
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佐野が勤めていた工場へと足を運ぶ

松永「過労なんてありません
うちは規定内の残業しかさせてません
疑うならタイムカードを見て下さい
佐野は一週間ぐらい前バイクの
ブレーキの調子が悪いと言っていました」
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ミコト「バイクの故障で
事故を起こしたって言うの？」