檸檬のカオリ、私のヒカリ４ (ページ34)

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３３話ページ34

ようやく家に着き
会いたかった家族の顔を見る事が出来た

可奈子「どうしたのそれ？」

血だらけで帰って来た夫を心配する可奈子

祐斗「バイクで滑って転んじゃって」

そう言うとタオルで傷口を拭く

可奈子「居眠り運転じゃないよね？」

祐斗「そんな事よりお腹空いたよ」

可奈子「病院いった方がいいんじゃない？」

祐斗「大丈夫だよ」

可奈子「ねえちょっと忙し過ぎない？」

カーテンを開け我が子二人が眠る
寝室へと足を運ぶ祐斗

祐斗「幸せだといいな～
こいつらが大人になった時
幸せに暮らせるといいなあ
幸せになれよ幸せになれ幸せになれ…」

祐の頭を幸せそうに撫でる祐斗

可奈子「ちょっと起きるから！」
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祐が事件の真相を手に帰って来た

可奈子「おかえり」

祐「ただいま」

可奈子「工場の人達来てくれたんだって？」

彼女の言葉に小さく頷く祐

祐「色んな話聞いた
会社でのお父さんの事…楽しかった！」

息子の顔に笑顔が戻ったのが嬉しかったのか
可奈子は幸せそうな表情で息子の頭を撫でた

可奈子「お腹空いたでしょ」