27話 ページ28
翌日のとある公園集まったのは
真嶋と三澄班の三人
三澄「いや〜」
東海林「へえ〜」
三澄「マンホール一号…事故の傷はなし」
携帯の地図画面のOKをタップすると“済”の文字が
久部「傷はなし」
東海林「なし」
真嶋「あと1999個」
久部「これ何ヶ月掛かるんですかね?」
三澄「二個目が事故現場かもよ」
東海林「ねえ、これ六郎が作ったの?」
久部「はい、市役所から貰ったニシムン
マンホールの場所をマップに重ねました
確認したマンホールのOKを押せば潰していけます」
実演して見せる久部に
感心した東海林は彼を突き飛ばしながら褒めた
東海林「やるじゃ〜ん!」
三澄「うちの六郎、有能なんです〜」
そう言うと三澄も便乗し二人で久部を小突く
戸惑ったようなでも嬉しそうな
表情の久部と少々呆れ顔の真嶋
三澄「あっ秋ちゃ〜ん!」
待っていた人物を見つけると
嬉しそうに手を振る三澄
聞き覚えのあるフレーズに反応する久部
秋彦「あっ!」
笑顔で手を振り走ってくる青年
…彼は三澄の弟だ、久部は元彼だと思っているが
三澄「ありがとね来てくれて」
秋彦「いや、夜には
校舎行かなきゃいけないからそれまでね」
三澄「ありがとう」
秋彦はこちらに身体を向き直して
真嶋・久部・東海林のいる方に一礼した
三澄「あっ秋ちゃん
予備校で働いてる私の弟」
久部「弟…」
秋彦「姉がいつもお世話になってます」
東海林「はじめまして東海林です
お噂はかねがね…」
真嶋「はじめまして真嶋です
私もミコトから話は聞いています」
久部「知ってたんですか?」
東海林「あはははは〜」
真嶋「ふふ、ごめんごめん」
久部「最悪ですよホントに最悪」
東海林「あっはっはっは〜」
三澄「久部君、バイトの子ね」
秋彦「久部さん」
久部「じゃあ行きましょう探しにね
全員散りましょう行きましょうはい!」
東海林「は〜い」
三澄「じゃあ後でね」
久部は皆で歩いて来た奥の道へ
真嶋は向かって左へ東海林は右へと進んで行った
東海林に手を振り背中を見送った後
今度は違う背中を呼び止める
三澄「あっ秋ちゃんごめん
もう一人来るから先行ってて」
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作者名:はな | 作成日時:2018年2月21日 15時