２５話 ページ26
所変わって四階オフィス
居るのは真嶋と三澄班の三人
三澄「事故がどこで起きたのかを
見つけて目撃者や監視カメラの映像を
探せば事故を証明できる」
東海林「社長がパーティーしてた
マンションってどこなの？」
三澄「それが分かんないのよ
場所聞いたの佐野さんだけなんだって」
久部「社長のfacebookの繋がりも
探しましたが手掛かりありませんでした」
東海林「社長に直接聞く！」
三澄「ん〜課長さんがもう電話
してくれたんだけどさ〜
怪しまれて何も聞き出せなかったんだって」
かりん糖を食べながら東海林の提案に答える
東海林「あ〜ダメか〜」
沈黙が流れるオフィス
久部はゴミ箱から一枚の紙が
飛び出している事に気が付いた
それが記事だと分かると誰にも
気付かれないようそっと抜き取り鞄へ閉まった
三澄「あっ佐野さんの30日前の傷
この傷についたアスファルトや砂の成分を
調べたら場所の特定って出来るんじゃない？」
損傷27の写真を見ながら閃いたように言う三澄
しかし真嶋の次の一言によって
振り出しに戻ってしまう
真嶋「無理だよお風呂入ってる…でも」
出し掛けた言葉を飲み込み
黙って何かを考える久部の方を見た
真嶋「言わずに待ってあげるか」
一人呟き自分のデスクに戻る真嶋
三澄「入ってるよね〜一ヶ月前だもんね〜」
？「すいません東海林さん」
小さなクーラーボックスを持った男が東海林を呼ぶ
東海林「あっはーい！行ってくんね〜」
落ち込む三澄に
ずっと考え事をしていた久部が声を掛ける
久部「あの〜あの…古い傷の成分身体
じゃなくてバイクの方だったら…残ってます」
正解の答えを導き出した彼の顔を
微笑みながら見ている真嶋と
久部の言葉に驚き
喜びのあまり彼の頭を撫でる三澄
久部「おうっ」
いきなり頭を撫でられ驚く久部
喜び方の形は違えどバイト君の成長が嬉しいようだ
三澄「ああバイク！」
久部「かね？聞いた方がいいですよね」
三澄「そうだね」
久部「はい」
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作者名：はな | 作成日時：2018年2月21日 15時
