檸檬のカオリ、私のヒカリ４ (ページ25)

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２４話ページ25

祐君の気持ちを知り
悔しさに顔を歪めるミコトと夏代

夏代「ああ悔しい！
会社が無茶苦茶やってたのは事実なのに
手っ取り早くお金取る方法ないかしら」

ミコト「可奈子さん…あの
事件の正確な日付分かりますか？
裁判をするにしてもしないにしても
UDIラボとしては事故がいつどこで起きたのか
どういう状況で亡くなったのか
調査しないといけないんです」

可奈子「あの日は…夕飯が焼きそばで
祐にせがまれ手作ってあれはお祭りの日です」
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☏課長「西武蔵野市のお祭り？
ああ…花火の日覚えてますよ」
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蜂蜜ケーキの工場ではたくさんの白衣を
着た人達が慌ただしく仕事をしていた

松永「今から！？」
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☏課長「社長が急にケーキを
１ダース持って来いって電話寄越して」
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課長「パーティーやってんだと」

社員「そんな暇ねえよ！」

松永「分かった私が届けてくる」

苛立ちを抑え切れない
社員達を宥めるようにそう言った

佐野「松永さんは仮眠を
取って下さい私が行きます」

松永「佐野さんだって15連勤でしょ」

佐野「今日はもう上がりなんでついでです」

課長の手から携帯を取る

佐野「これどこを…」

借りた携帯の操作を教わり電話を代わる

☏佐野「あっすいません代わりました佐野です
バイクで届けるんで
場所教えてもらって良いですか？」
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ミコトと可奈子が見守る中
夏代は課長と連絡を取っていた

☏夏代「バイクで届けるって
社長本人に言ったんですね？」

☏課長「はい」

☏夏代「ありがとうございました」

夏代「それなら仕事中の事故として
会社に賠償金請求できる」