今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:39,186 hit
小｜中｜大
１５話 ページ16
翌朝、昨晩の話の内容を
思い返しながら出勤して来た三澄
彼女の鋭い視線の先には
パソコンを操作する中堂の姿があった
東海林「この脅迫文とことん調べたのに
指紋も出ないし何にも出ない気に入らない」
かなりご立腹の様子で脅迫状を机へ投げた
三澄「東海林やたらと拘るね」
東海林「実はこの文面に心当たりが」
真嶋「えっ？」
東海林の後のデスクに座る真嶋にも
会話は聞こえていたようで驚いて振り返える
声こそ出さないがラボの面々も驚いて東海林を見た
東海林は真嶋と三澄の肩を引っ張ると
二人にだけ聞こえるように話し始めた
東海林「監察医務院で働いてた時出入り業者の
男と付き合ってたんだ…それが既婚者で」
三澄「不倫って事！？」
真嶋「ちょっ…」
三澄が出した大声のせいで
またも注目の的になる東海林
慌てて真嶋と三澄の背中を押し所長室へ避難する
話の続きが気になったのか後を追う久部と神倉
東海林「騙されたの独身だと思ってたの
まあ考えてみれば？独身とも既婚とも
言われてなくて普通にアプローチされて
普通に付き合っちゃったもんだから
普通に独身だと思い込んだまま…五年」
東海林は四人の方を見ずに左手で五の数字を示した
真嶋・三澄・久部・神倉
「「「「五年！？」」」」
東海林は壁とは反対方向に向き直り話を続ける
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 142人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はな | 作成日時：2018年2月21日 15時
