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[おついちside]

動物園をゆっくり堪能して併設されたレストランでお昼ご飯も食べた僕達は、隣の植物園へ。

その一角にあるひまわり畑にAちゃんを連れていく。

「わあ、すごい……!」

ひまわりが太陽に向かって咲き誇る様子に目を輝かせるAちゃん。

お「すごいでしょ?暑いけど、やっぱりひまわりは今の時期が1番見頃なのよ。」
「綺麗…ありがとう、おついちさん!だいすき!」

彼女のくれるだいすきの言葉は、嬉しい反面辛くもあった。
普段から口癖のように僕にそう言ってくれていたけど、もう聞けなくなっちゃうのか…

はは、自分から離れていこうとしてるくせに、寂しいなんて言ったら余計怒られちゃうかな?


そうだ、Aちゃんは、ひまわりの花言葉を知っているだろうか?

『あなただけを見つめる』

なんて真っ直ぐな言葉だろう。まるで、昔の僕みたい…

「…さん…おついちさん?」

ハッと顔を上げるとAちゃんが僕の顔を覗き込んでいた。

「大丈夫ですか、おついちさん」
お「ごめんごめん、ぼーっとしてただけだから大丈夫」
「そうですか?ならよかった」
お「そろそろ次のお花見ようか」
「うん!」

僕らは植物園を楽しんで、休憩しようと近くの喫茶店に足を運んだ。

お「楽しんでもらえたかな?」
「もちろん!動物もお花も素敵だったね」
お「ふふ、そうだね」

店員さんにコーヒーと紅茶を頼み、先程までのデートの話をした。

…あぁ、ここで言わないと。ちゃんと全部言わないと。

覚悟を決めた僕はAちゃんを見つめた。


お「あのさ、Aちゃ」
?「あら?誰かと思えばおついちじゃない。」


僕の言葉を遮ったのは、一生会いたくなかった人。

かつて僕が愛して、そして僕を裏切った人だった。

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苺。(プロフ) - 、さん» 申し訳ございません、作った際に外すのを忘れておりました。以後このようなことがないよう注意を払います。 (2018年8月10日 23時) (レス) id: bced30bcc8 (このIDを非表示/違反報告)
- オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年8月10日 22時) (レス) id: 390752b8ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:shirö | 作成日時:2018年8月10日 22時

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