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そんなこんなで私は今、久しぶりにおついちさんの家にいる。
シンプルだけどお洒落な家具が並ぶおついちさんの部屋は、彼らしい大人っぽさが表れている。
メ「Aもゲーム好きなんだってな」
「はい、3人とも色々ゲーム出来て楽しいです!」
メ「そか。よかったな」
そう言ってわしわしと私の頭を撫でるメロさん。前から私のことを話で聞いて知っていたからか、既に妹のような扱いをしてくれている。ちなみにおついちさんを待っている間に、おついちさんを好きなことはすぐにバレてしまった。
メ「お前ほんとかわいーのな。妹にしたくなる〜」
そう言いながら後ろからぎゅっとされた。突然のことにあわあわしていると、突然グッと腕を引かれた。
お「ちょっとメロさん?いくらメロさんでもこれは許せないよ?」
腕を引いてそのまま私を抱きしめたのは不機嫌そうなおついちさん。ん?抱きしめられてる??
メ「ハッハッハ、お前ら面白すぎ。傍から見たらバレバレなのになんでくっついてないワケ?」
一方のメロさんは大爆笑。私は顔を真っ赤にしている。
お「あー、もう!嵌められた!…はあ、いいや。そろそろ我慢できなかったし。」
そう言うとおついちさんは私から少し離れて私の目を見つめた。
お「僕、Aちゃんのこと好き。お隣さん以上になっても、いい?」
相変わらず顔を真っ赤にしたまま頷いた私に見せてくれたおついちさんの笑顔は、いつもよりもさらに爽やかだった。
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あとがき
5作目は両片思いのお隣さんのおついちさんとのお話。
おついちさんがお隣さんだったらみんな好きになっちゃうだろうな…と思いながら書いてました。
メロさんはビールが大好きだからビールで釣れそうだな、と…()
それではまた次のお話で。
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作者名:shirö | 作成日時:2018年7月9日 23時