小さな2人の日常。

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山「俺さ、知念が好き、なんだ。」


そんなこと、知ってるよ。

山ちゃんが無意識のうちに
知念を目で追ってること。

知念のことを話すとき、
すっごく幸せそうな顔をすること。


山ちゃんのこと、見てきたから。


…山ちゃんが、好きだから。


でも、だから、気付いちゃった。

山ちゃんが、知念のこと好きなことも。

そして、知念が山ちゃんのこと好きなことも。


中「頑張ってみなよ。
山ちゃんなら大丈夫だから。」


こんなこと言いたいんじゃない。

本当はね？


中「振られたら、俺が慰めてあげるよ。」


こっちが本心。

俺のところに来てよ。

いっぱい、いっぱい愛をあげるから。





なんてね。

ほんと、バカだ。

振られるわけないのに。

知念も山ちゃんが好きなんだから。









ねぇ、
最後に俺の気持ち伝えとくべきだったかな…？



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