猛毒*71* ページ30
＿＿Law＿＿
ドォォォォン、という轟音が突如地下室にまで響いた。
……隠密チームが仕事を果たしたか。
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「よっしゃ敵船壊したァ！！」
「仕事完了！！」
「ペンギン、シャチ、ナイス援軍！」
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「今の音は…」
「気にするな。俺の仲間だ」
「そ、そうかい………」
冷や汗をかいた薬屋に俺はAから取り出した毒霧のサンプルを手渡した。
「これが、サンプル………本当にすごい能力だね」
「いいからさっさと中和剤を作るぞ」
「あぁ、やろう」
薬屋がサンプルを手にデスクへ向き直った瞬間
複数の足音がこちらへ近づいてきているのに気付いた。
「…なんだ」
暫く入り口を見張っていれば音の正体が姿を現した。
「ミフタルさーん！！」
「今！！今大きい音が！！」
「またあいつらが暴れてるのかな！？怖いよミフタルさん！！」
「……！？」
思っていたよりも大人数の餓鬼が一斉に薬屋へ飛び掛かる。
どうやらさっきの轟音にビビったようだった。
恐怖に敏感になるのは分かるがタイミングが悪い。というか単純に邪魔だ。
ジル屋は確かに餓鬼共がここに隠れていると言っていたが、それにしても予想外の多さだ。
二…三十人くらいか？
「ちょっと皆今はそっちに行ったらダメだって…！あ…」
一足遅れてやってきたのは弟のところへ行ったはずのジル屋。
その腰にはジル屋より小さい男の餓鬼が抱き着いている。ジル屋と同じ黒髪に、金色の瞳。
こいつが弟か。
俺がここへ来て薬屋と作業をしていることを知っていたのはジル屋だけ。
邪魔しないように餓鬼どもを止めに来たんだろうが…弟を見ながら一人でこの人数は束ねられないだろう。
「お兄ちゃんごめんなさい！ダメだって言ったんだけど」
「お姉ちゃん、この人だれ？」
「えっと、この人はね、」
ジル屋は弟に俺の説明をする。
その間も他の餓鬼どもは薬屋に群がり続ける。
「………」
ついいつもの癖で鬼哭に手をかけようとしたが何とか耐えた。
「…！み、皆、私は今から大事なお仕事をするんだ、向こうでおとなしくしててくれるかい？」
俺の顔を見た薬屋が慌てて餓鬼どもにそう諭す。
餓鬼どもはそれを聞き、駄々をこねながらもジル屋の説得もあって無事に室外へと出ていった。
「済まない、急がなければね」
「…あァ」
あと少し遅ければ…バラしてた。()
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凛月のさぶ。(プロフ) - Nakoさん» 返信遅れてすみません！コメントありがとうございます！良かったです！ぜひ楽しんでください😊 (7月1日 14時) (
レス) id: e8fb34f3b7 (このIDを非表示/違反報告)
Nako(プロフ) - すみません。見られました！ (7月1日 14時) (レス) id: ce50961c41 (このIDを非表示/違反報告)
Nako(プロフ) - 中編集がみらません。年齢制限の変更はどうやりますか？楽しくて何回も読んでいます😊 (7月1日 13時) (レス) id: ce50961c41 (このIDを非表示/違反報告)
凛月(プロフ) - aimerさん» レスを付け忘れていました…。また不明点などありましたらお気軽にお声がけ下さい！ (5月27日 23時) (レス) id: 80b1d18970 (このIDを非表示/違反報告)
凛月(プロフ) - コメントありがとうございます！中編集の方はアプリでは閲覧できませんので、ウェブから占ツクのサイトへアクセスして頂いて、それでも見つからない場合は設定から年齢制限の変更が必要になります。探して頂いてありがとうございます…中編集でお待ちしております。😊 (5月27日 23時) (レス) id: 80b1d18970 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛月
| 作成日時：2023年2月15日 1時
