猛毒*60* ページ18
＿＿Law＿＿
霧の中に足を踏み入れた時。
どこからか銃の発砲音が聞こえた。
「！」
「キャプテン、今の…」
「結構遠くだったよな」
シャチとペンギンも歩みを止め辺りを見渡す。
近くでないということは…隠密チームが敵と遭遇したのか？
それか船の方で何かトラブルでも…。
いや、あそこにはベポもジャンバールも居る。船の守りに不足はないはずだ。
「……急ぐぞ」
「りょうか、…！キャプテン！！」
一刻も早くこの霧を消すため作戦を続けようと一歩踏み出した時
ペンギンが叫ぶのと同時に視界の端に人影が映った。
咄嗟に鬼哭を鞘に納めたまま振りかざし攻撃を防ぐ。
「ハートの海賊団船長…死の外科医、トラファルガー・ローだな！！待ってたぜェ！！」
「…チッ」
図体のでかい男の攻撃を受け止めるのは埃を払うように容易かったが、
「待っていた」というセリフに苛立ってしまう。
行動が、読まれていやがった。
「…くたばれっ！！！」
「ぅお！もう一人いた！！」
「双剣使い…こいつも敵の一人だ！」
男の言葉によって作戦の漏洩を確信した時
もう一人の隠れていた敵がシャチとペンギンに襲い掛かった。
が、二人は簡単に避けてみせる。
あの程度なら任せても問題無いだろう。
俺は目の前の男に集中しようと目を向けた。
確かに体は巨漢と呼ぶにふさわしいが、それだけだ。あまり強いとは思わない。
うちのベポの方が上に感じる。
Aならこいつを倒す程度、赤子の手を捻る様なものだ。
「…お前がこの海賊団のボスか？」
腸に沸々と湧き上がる感情を抑えそう聞けば、男は口元を醜く歪ませこう言った。
「いや違う。俺たちのリーダーは……
あの白夜とかいう女を始末しに、お前らの船へ潜入している！
船に見張りはつけてるだろうが関係ねェ！！うちの船長はギジギジの実の擬態人間！！
体の色も形も自由自在！！更には気配だって化けられる！！いくら強いやつだろうが、ただの天井や壁から攻撃されるとは思わねえだろ！！残念だったなッ！！
今頃、あの女の骸が船の中に転がってるだろうよ！！！！！」
「＿＿＿＿
汚ェ笑い声を響かせる男を前に、何かが切れるのを感じた。
気付けば俺は青いサークルの中で男の体をバラバラに刻んでいた。
男は一転、情けない声を上げ何かを延々と喚いていたが、何も聞こえない。
……ふざけるな。
「俺の女を、舐めてんじゃねェよ」
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凛月のさぶ。(プロフ) - Nakoさん» 返信遅れてすみません！コメントありがとうございます！良かったです！ぜひ楽しんでください😊 (7月1日 14時) (
レス) id: e8fb34f3b7 (このIDを非表示/違反報告)
Nako(プロフ) - すみません。見られました！ (7月1日 14時) (レス) id: ce50961c41 (このIDを非表示/違反報告)
Nako(プロフ) - 中編集がみらません。年齢制限の変更はどうやりますか？楽しくて何回も読んでいます😊 (7月1日 13時) (レス) id: ce50961c41 (このIDを非表示/違反報告)
凛月(プロフ) - aimerさん» レスを付け忘れていました…。また不明点などありましたらお気軽にお声がけ下さい！ (5月27日 23時) (レス) id: 80b1d18970 (このIDを非表示/違反報告)
凛月(プロフ) - コメントありがとうございます！中編集の方はアプリでは閲覧できませんので、ウェブから占ツクのサイトへアクセスして頂いて、それでも見つからない場合は設定から年齢制限の変更が必要になります。探して頂いてありがとうございます…中編集でお待ちしております。😊 (5月27日 23時) (レス) id: 80b1d18970 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛月
| 作成日時：2023年2月15日 1時
