猛毒*34* ページ35
ーLawー
腕の中に収まる体温に胸が締め付けられる。
ここまで本当に長かった。
どれだけ触れても、言葉にしても
全く気付きやしねぇ。
Aがいつも付けてる赤いピアスを贈った時も、
何も知らねぇで嬉しそうに笑いやがるから
良かったと思う反面何で気付かないんだと苛立った。
箍が外れて、手段を選ばなくなったきっかけは少し前の俺の誕生日。
Aが俺にプレゼントしたのは男物のネックレスだった。
意味分かってんのか、と思ってAに聞いた。
●
「A」
『はい、キャプテン』
「...俺のことをどう思ってる」
『キャプテンのこと、ですか？』
「あぁ。正直に答えろ」
『...言葉にするのは恥ずかしいですけど...』
『とっても大好きなキャプテンですよ！本当にお誕生日おめでとうございます！』
●
俺はその時悟った。
このままじゃ一生何も伝わらないと。
だから遠慮するのはやめた。俺の気持ちを全て押し付けるつもりで行動した。
なのに伝わらないし、気付かなかった。
あれだけの事をしたのに。
あんな反応を示していたのに。
どこかズレていて、何かが抜けていた。
いっそ体だけでも繋がってやろうかと思ったこともあった。
だがそれをすれば、Aは一生手に入らない気がした。
自分でもよく我慢できたと思う。あの状況で。
褒美だと理由を付け俺の上に乗せてキスをした時。
当てるくらいなら許されると思って態とそうしたが...無意識なのか
ありえねぇ事に、Aは腰を振って寧ろ擦り寄って来た。
あの後Aが気絶しなきゃ俺は確実に襲ってた。
昨日もそうだ。素肌を合わせるだけで済ませたのは最大限の譲歩だということに
コイツは気付きもしないんだろう。挙句自分から求めて来やがって。
正直余裕なんて無かったが
ただ傷付けたくねぇって思いが、唯一俺にブレーキを掛けてくれていた。
まぁ、それもいつまで持つか分からねぇが。
『キャプテン、キャプテン』
「...何だ」
『......ふふ、好きです』
「...」
.....もしかしたら、今すぐかもしれねぇな。
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マニ。(プロフ) - 凛月さん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？お返事お待ちしています💖 (1月21日 20時) (
レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
凛月(プロフ) - こゆき｡さん» ありがとうございます！何とか右ストレートに近い、それっぽい名前を試行錯誤しました笑。 (2023年2月22日 7時) (レス) id: 80b1d18970 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき｡(プロフ) - 右パンチ最高すぎますwwww (2023年2月22日 6時) (レス) @page9 id: 80f0ed928f (このIDを非表示/違反報告)
凛月(プロフ) - のら猫さん» コメントと回答ありがとうございます！そう言っていただけると大変モチベーションに繋がります！！！嬉しいです！！これからも良い話をお届け出来るように精進します！！今後ともよろしくお願いします！！ (2023年2月13日 2時) (レス) id: 80b1d18970 (このIDを非表示/違反報告)
のら猫(プロフ) - コメント失礼します！ローさん、推しの１人でしてでろ甘な話し大好物です(笑)素敵な作品をありがとうございます！フラグモノも自分はバッチこいです！！続き楽しみにしてます！頑張って下さい！！ (2023年2月13日 2時) (レス) @page43 id: 2e9263cb32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛月
x他1人 | 作成日時：2023年2月4日 6時
