猛毒*17* ページ18
『っん、キャプテン...あっ、！』
「...何だ」
『待っ、て...！』
ちゅっ、ちゅ、と短く繰り返し触れる唇。
ダメだと分かっているのに、私の頭は思考力を下げていく一方。
身体が毒に侵されていく。
「俺は待たねぇぞ」
『きゃ、！』
体を起こしたキャプテンは、昨日の様に私の上へ跨り、ベッドに肘を着いた。
そして私の首元に顔を寄せ
『ひぅっ、！？』
「...甘ェ」
ペロッ、と首筋を舐め上げた。
ビリビリと痺れた様にも感じる体。目眩でも起こしそうな程頭が真っ白になる。
キャプテンはそんなことお構い無しに鎖骨から首筋にかけて唇を触れさせる。
あぁダメ、それ以上は。
またおかしくなる。自分の知らない自分が出てくる。
気持ち良く、なっちゃう。
首筋を下からス、と舐めて辿り着いた耳を食まれた時。
完全に思考は蝕まれた。
キャプテンの毒に、呑み込まれた。
『ぁんっ...！』
今までとは全く違う声色に、キャプテンは動きを止め、私を見下げた。
キャプテンの目を見るだけで、何故だか下腹部が疼き出す。
もっと気持ち良いのが、欲しい。
『キャプテン...』
子供みたいに手を伸ばし、キャプテンの首に巻き付ける。
『キス、して...苦しいくらいの、沢山』
私が初めて自分から強請ったキス。
そうだ、私は
キャプテンとのキスが好きなんだ。
「...上出来だ」
妖しく笑って顔を近付けてくれるキャプテン。
それがとても嬉しくて、口元が緩んでしまう。
そこに容赦なく入り込んでくる舌。
私はそれを喜んで受け入れた。
『っん！ぁ、は...っ！』
「...ん、っは...ぁ」
プチ、プチ、と音を立てて私が着ているシャツのボタンが外されていく。
そういえば胸にあるはずの圧迫感が無い。
あぁ、着替えの時に外されてたのか。
いつもなら驚いて、固まっているだろうけど今はそんな事どうでもいい。
キャプテンとのキスに酔いしれていたいから。
キャプテンによって遮るものが無くなり少し冷えた外気に触れた肌は、
すぐに人肌で暖められた。
...そういえばキャプテン、上何も着てなかったな。
そんな事を思い出しながら直接肌を触れさせる私達。
唇だけじゃない。身体全体で触れ合って、暖かい。気持ち良い。
キスの気持ち良さも、肌が触れ合う心地良さも
私の知らなかった自分も
全部キャプテンが教えてくれてる。
あぁ、私...
何だかすごく幸せだ。
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マニ。(プロフ) - 凛月さん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？お返事お待ちしています💖 (1月21日 20時) (
レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
凛月(プロフ) - こゆき｡さん» ありがとうございます！何とか右ストレートに近い、それっぽい名前を試行錯誤しました笑。 (2023年2月22日 7時) (レス) id: 80b1d18970 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき｡(プロフ) - 右パンチ最高すぎますwwww (2023年2月22日 6時) (レス) @page9 id: 80f0ed928f (このIDを非表示/違反報告)
凛月(プロフ) - のら猫さん» コメントと回答ありがとうございます！そう言っていただけると大変モチベーションに繋がります！！！嬉しいです！！これからも良い話をお届け出来るように精進します！！今後ともよろしくお願いします！！ (2023年2月13日 2時) (レス) id: 80b1d18970 (このIDを非表示/違反報告)
のら猫(プロフ) - コメント失礼します！ローさん、推しの１人でしてでろ甘な話し大好物です(笑)素敵な作品をありがとうございます！フラグモノも自分はバッチこいです！！続き楽しみにしてます！頑張って下さい！！ (2023年2月13日 2時) (レス) @page43 id: 2e9263cb32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛月
x他1人 | 作成日時：2023年2月4日 6時
