猛毒*10*(以下未修正) ページ11
閉め切られた部屋に響く水音と少し荒い吐息。
どのくらい、経ったかな。数秒？数分？数十分？
分からない、分からないな。何も...。
『んぁっ、は...ふぅ...っ！』
「んっ...っは、！」
手首を握られていたはずが、いつの間にか指を絡めた"恋人繋ぎ"になっていたり
帽子を脱いだキャプテンの額に汗が滲んでいたり
身体に上手く力が入らなかったり。
私が、自分からキャプテンの舌に絡み付いていたり。
もう全部、よく分からない。でも全部、気持ち良くて仕方ない。
「っは、」
『はぁっ...は、...っはぁ...！』
ツ、と糸を引いて離れた唇。
少し息が上がっているキャプテンと、必死に呼吸をする私。
そんな私をキャプテンは嬉しそうに...恍惚とした表情で見つめていた。
その表情に胸が苦しくなったのは、呼吸が整ってないせいなのか。
「お前、素質あるんじゃねぇか？」
『はぁ...はぁ...素質、ですか...っ？』
「あぁ...気持ち良くて、どうにかなりそうだ」
『キャプテン...』
何故かきゅん、と下腹部が疼いた。
そんな事は知る由もなく、キャプテンは私の上体を引き上げる。
されるがままに従えば、今度はベッドに腰かけたキャプテンの膝に私が跨る体勢へ。
股を開いて男の上に乗る、というはしたない行為に羞恥心が湧き上がるが
思考の鈍った頭ではこの快感へ対する欲求の方が大きかった。
私の手はキャプテンの肩に、キャプテンの腕は私の腰に。
いつもより下にあるキャプテンの顔は新鮮で、体の芯が熱くなる。
『...唇、濡れてます』
「お前もだ、A」
「今度は、お前からやれ。好きなだけ」
キャプテンの笑みに再び脳がやられる。
『はぃ...！』
嬉しい、と思う私はマトモだろうか。
薄く口を開くキャプテンに、今度は自分から舌を入れた。
『ん、ん...あっ...』
「は...ん、」
スルッと肩に回した手を滑らせ、キャプテンの首に腕を巻き付ける。
もっと近付きたい...もっと、もっと、深いところまで。
キャプテンも私の腰をぎゅ、と強く抱き締めてくれる。
その際何か硬いものが当たった様な気もしたが、筋肉質なキャプテンだから特に気にする事はなく、指示通り私が満足するまで私達はお互いの唇を求め合った。
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マニ。(プロフ) - 凛月さん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？お返事お待ちしています💖 (1月21日 20時) (
レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
凛月(プロフ) - こゆき｡さん» ありがとうございます！何とか右ストレートに近い、それっぽい名前を試行錯誤しました笑。 (2023年2月22日 7時) (レス) id: 80b1d18970 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき｡(プロフ) - 右パンチ最高すぎますwwww (2023年2月22日 6時) (レス) @page9 id: 80f0ed928f (このIDを非表示/違反報告)
凛月(プロフ) - のら猫さん» コメントと回答ありがとうございます！そう言っていただけると大変モチベーションに繋がります！！！嬉しいです！！これからも良い話をお届け出来るように精進します！！今後ともよろしくお願いします！！ (2023年2月13日 2時) (レス) id: 80b1d18970 (このIDを非表示/違反報告)
のら猫(プロフ) - コメント失礼します！ローさん、推しの１人でしてでろ甘な話し大好物です(笑)素敵な作品をありがとうございます！フラグモノも自分はバッチこいです！！続き楽しみにしてます！頑張って下さい！！ (2023年2月13日 2時) (レス) @page43 id: 2e9263cb32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛月
x他1人 | 作成日時：2023年2月4日 6時
