いつか貴方の隣で。 (ページ2)

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人生最悪の日ページ2

貴「ただいまー！！」

倫「おかえりA」

前までは一緒に帰ってたけど、お兄ちゃんは今中学三年生部活引退しちゃったから一緒には帰れない。
仕方ないね、受験生だから勉強しなきゃだし
けど寂しいものは寂しい。
受験生って大変だなー来年は私の番だって考えると頭痛くなってきた、、、

でもこの生活も慣れてきてもう私達の日常だ。

___なのにちょっとした違和感、知ってるこれ嫌なことが起こる前触れだ。

あー嫌なこと起こりませんよーに！！

なんて私の願いは神様には届かなかったみたい。

倫「A今時間ある？」

貴「うん、あるけどどうしたの？」

倫「あのさ…俺兵庫にある「稲荷崎高校」っていうバレーの強豪校に推薦貰った」

貴「さすがお兄ちゃん！」

倫「うん。でさそこに行こうと思ってる。」

貴「へーーいいじゃn、、っえ？！？！まってなんで兵庫って、え、、ここから通うの？」

分かってるここからなんて無理、だけどほんのちょっと期待を込めて馬鹿になって言ってみる。いつもみたいに優しい声で「そうだよ」って言ってよ、

倫「いや、向こうの寮に住もうと思ってるからそこから通う」

だよね知ってた、

貴「お父さんとお母さんはなんて？」

倫「俺が行きたいならいいんじゃないって言ってくれた」

貴「そっかー、お兄ちゃん4月から兵庫か〜」

倫「うん。」

お兄ちゃんはバレー好きだしプロだって目指せるぐらい上手い。だから強豪校に行くお兄ちゃんを応援しないといけないはずなのに、毎日会えないのはやだなぁ、、、、
けどそんな私の気持ちなんてどうでもいい私の我儘でお兄ちゃんの将来を潰すことなんて出来ないだから言わなきゃ「応援してる頑張って」って笑顔で言わなきゃ、

貴「…行か、ないで、、、」

貴「まってまって違うのえっとあの、」
何してるの私こんなこと言うつもりじゃなかったのにでも言葉を発そうとすればするほどお兄ちゃんを引き止める言葉しか出てこない、、違うのに私が言いたいのはこんな言葉じゃない、、

神様なんてきっといない、間違いなく今日は人生最悪の日だ。