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「お疲れ様でしたー」

そう言うと、「お疲れ様〜」と返してくれる先輩方。

私は鎧坂A。スーツアクターをやっている。

理由は小さい時から大好きな仮面ライダーや戦隊だ。

女子がそんなの好きだなんておかしいと言われてきたが、好きな物は好きなのだ。仕方ない。

仮面ライダーや戦隊は私の中の永遠のヒーローだ。

悪い敵を倒し、人々を守る。

まさに強気を挫き、弱気を助ける。

私は幼いながらにそんな所に惹かれたのだ。

私は、555(ファイズ)が初めて見たライダーだった。

それからジオウまで見て、最近は見てなかったクウガから龍騎まで見た。

どれも素敵な作品だった。

と、まぁ私のライダー話はここまでにして。

私はスーパーに向かった。その時、

赤信号を無視したトラックが突っ込んできたのだ。

私に衝撃が走る。

あぁ。死ぬんだ。私は酷く冷静だった。

人々の悲鳴。私の周りに広がる赤い海。

最後にライダー達に会いたかったなぁ…。

そんな事を思って私の意識は黒く深い底に沈んだ。

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作者名:coco松 | 作成日時:2020年6月3日 16時

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