俺の天使。【A3!】【摂津万里】 (ページ15)

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天使が11人ページ15

幸side

俺がインチキエリートに助けを求めていると…

「ただいま～」という声。

女の声だ。でも監督は俺の目の前でネオヤンキーとすごい剣幕で迫ってきてる。

だから残されるのは今、語り合われてる、天国A、本人だ。

……タイミングッッ！！

俺的には良いタイミング。

でもネオヤンキーと監督にとっては最悪なタイミング。

良いんだか悪いんだか。

「おかえり」と言うネオヤンキーと監督は冷や汗がすごいんだけど。

バレたらやばいもんね。この会。

俺はとりあえず、椋を連れて逃げた。

見てない今がチャンスでしょ。どう考えても。

とりあえずインチキエリートに助けを求めたのは間違いだったか。

運動音痴だもんね。ネオヤンキーとの殴り合いになんかなったら

負けは確定だもんね。

なんでこんな時に限って誰もいない訳？

あと、玄関でポンコツ役者が倒れてるけど。

幸「……なにやってんの？」

天馬「…俺は…決して迷子になった訳じゃ…」

…迷子になったんだな。

本当に方向音痴だよね。

この状況だと、迷ってた所にAがたまたま来て

一緒に帰ってきたって感じだな。

ネオヤンキーにバレたら大変な事になりそうだね。

いくらポンコツ役者と言っても夏組のリーダーだし

自分の組のリーダーが殺られるのは避けたいから

黙っておくけどね。

その代わりに今度荷物持ち頼もっと。