54話~薔薇を塗ろう~ ページ6
ケイト「そだ！ねーねートレイ君、アレやってよ」
トレイ「アレ？……あぁ、アレか」
エース「アレって？」
トレイ「お前達、好きな食べ物はなんだ？」
何でしょうか、ダイヤモンド様が催促していると言う事はマイナスな事では無いようですが……
というか……私の好きな食べ物……？
エース「俺はチェリーパイとハンバーガー」
グリム「オレ様はツナ缶なんだゾ！あとはチーズオムレツと焼いた肉とプリンと〜」
ユウ「たこ焼きです！」
デュース「強いて言えばオムライス、ですかね」
貴方「シャチと熊とカバとワニです」
ケイト「俺はラム肉のグリル·ディアボロソースかけ……………ん？Aちゃん？」
トレイ「それじゃあいくぞ、【
いきなりマジカルペンを手に取って私達の手元にあるマロンタルトに何かの魔法をかけたトレイ殿
デュース「……？これは？」
トレイ「ではマロンタルトをもう一口どうぞ」
進められマロンタルトをまた一口入れる
…………？
エース「ん？んんん？これは……マロンタルトなのにチェリーパイの味がする！」
グリム「ツナ缶の味だ！はぐはぐ…おわっ！今度はチーズオムレツ！！鶏肉のグリルにっはぐはぐ！プリンの味なんだゾ！」
ケイト「面白いでしょ？コレ、女の子とお茶する時に鉄板でウケると思わない？」
……？………？？？……？？
デュース「凄いですね、味を変える魔法がクローバー先輩のユニーク魔法なんですか？」
トレイ「正確には“要素を上書きする魔法”だな、味だけじゃなく色や匂いなんかも上書きできる
効力は短時間しか持たないから
だから俺はこの魔法をドゥードゥル、落書きって呼んでる」
ユウ「使い方次第によってはかなり凄い汎用性がある魔法がなのでは！？」
グリム「ふな！？てことはトレイのドゥードゥル・スートの魔法があればツナ缶食べ放題も夢じゃねえってことかぁ
意地悪なリドルの魔法なんかより全然スゴいんだゾ！！」
トレイ「いや………オレの魔法なんか寮長の魔法に比べれば子供のオモチャみたいなものだ、レベルが違うよ
A、味の方はどうだ？美味しいか？」
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作者名：元薺(サイ)だった者
| 作成日時：2022年1月17日 13時
