79話~俄然ショック~ ページ31
ブーブーと頬を膨らませて私に未だに引っ付くエース君とデュース君の頭を撫でる
確かにローズハート様のその法律遵守の意思は尊敬しますし見習いたい所ですが、ここまで来ると最早恐怖政治……
そうですね、父上とやってることがよく似ている
それに
貴方「そんなに大変でしたら、私の名前を呼んでくださればすぐに駆け付けたものを……
一度も呼んでくださらず私も少なからず傷付いてます
何故呼んでくださらなかったのですか?」
昨日あれ程もしもの時は私の名前を小声でも良いから呼べと言い聞かせたばかりでしたのに
それを条件に私は昨日最初から同行するのを諦めて、待機していたのに……
一度も皆様の口から私の名前が呼ばれず、今回ばかりは頼られていないのを実感して結構傷付いてしまいましたよ
貴方「もしや他寮の私を巻き込む訳には、と思ったのですか?」
三人「「「うっ……!」」」
貴方「それを言うならユウ様とグリム様は尚更巻き込ませない方が良かったですよ?」
三人「「「ぐっ…た、確かに」」」
貴方「もし友人としてユウ様方を巻き込ませたのであれば………私は心底悲しいです」
だってそれは詰まり、私は皆様にとってご友人と言えるような存在では無かったことを意味しますから
私にひっつく二人とグリム様を離してそう言うと皆様は顔を青くして押し黙った
漸く私も人間に馴染めたと思ったのですが……
デュース「A…すまん!だがっ…!!!」
貴方「残念です、頼り甲斐が無いと思われる所か友人として思われていなかったとは……
私はとても悲しいです……」
デュース「ち、ちがう!!A、俺は…俺達はお前が…!」
貴方「……これから用事がありますので私はこれで
また何かあったら私の名前をお呼びください、何処にいても私は皆様の元に駆け付けて助けますから
あぁそれと……明日の放課後図書室に行くといいですよ、ローズハート様に一番声が届きやすい方がきっと現れますから
さて、君達行きますよ」
その場に茫然と立ち尽くす皆様に一礼して動物さん達を連れてその場を離れる
はぁ……矢張り他の生物とは相容れないのでしょうか
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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2022年1月17日 13時