【ツイステ】戦闘民族の革命家は学びたい２ (ページ15)

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63話~革命家は外界知らず~ ページ15

　

ラギー「そ、そういう事なら……？」

貴方「本当ですか…！？ありがとうございますブッチ様………！！！」

　

　

ブッチ様はお優しいですね、こんな私の我儘を聞き入れてくださるなんて

　

　

　

　

ラギー「あー……その、仲良くなるんだったらその呼び方はやめにして他の呼び方に、しないっすか？

アンタが良ければっすけど…」

貴方「そんな！私なぞが烏滸がましい……！」

　

レオナ「お前、烏滸がましいなんて言葉知ってたんだな」

　

　

貴方「王子こそ烏滸がましいという言葉の意味をご理解していらしたんですね、意外です」

　

　

　
凄い鋭い目をこちらに向けてくる王子を無視してブッチ様の前に跪いたまま笑いかける

こんなの日常茶飯事でしたし、王子は王子で放っておいたら飽きて自分から視線を外すでしょう

　

　

　

　

ラギー「対等な友達ってんなら…その、様？とか無い方がいいし名前で呼んで良いんすよ？」

貴方「！そういうものなんですか？」

ラギー「そーゆうものっす」

貴方「………成程、郷に入っては郷に従えです

分かりました、ではラギー殿とお呼びさせていただきますね」

ラギー「ま、まぁそれでいいか……A君もしかして世間知らず？」

　

　

レオナ「世間知らずも何も外界知らずレベルだぞソイツは

外界から孤立した島出身な上、幾分も遅れた文明社会、俺ん所に来ても常に王宮の中で俺の身の回りにしか着いてこなかったから

勉強や知識はあっても島から一歩でも出れば世界の常識なんざ一つも知らねぇ箱入り息子だぜ」

　

貴方「王子が私の他文化との交流の際邪魔ばかりしたり、問題ばかり起こすからです

邪魔さえしなければ今頃私も少しは外の世界に慣れてましたよ」

何あなたは貴方で知らぬ存ぜぬの態度で物申しているのですか！大体の元凶は王子だと言うのに

全く……何故私は本当にこの王子の従者をしているのでしょうか？

　

　

ラギー「あー……その、A君？因みに聞くんすけど……」

貴方「なんですか？ラギー殿」

　

　
ラギー「モーアンって事はあの伝説の戦闘民族のモーラン族っすよね………？」

貴方「伝説かは分かりませんが、そうですね

私はそのモーラン族の部族長の十人兄弟の末弟です」

　

ラギー「……文明って、どのぐらい遅れてる？」