【ツイステ】戦闘民族の革命家は学びたい２ (ページ13)

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61話~呼べば一分以内に来る~ ページ13

　

相変わらず表情一つ変わらずに反抗してくるA

そいつを見ながら貰った肉を食う、少し冷めちまってるが味はそこそこいけるな……口は生意気だが働けば完璧なのがムカつく
　

　

　

貴方「こんなに部屋を散らかして……貴方卒業する気あります？」

レオナ「どーだかな」

Aは口を動かしながらもラギーが文句言いながら集めていた衣類や食いもんの残りカスを手際よく掃除していく

ほんと、こいつ喋らなければ完璧な従者だろ

……いや完璧ではねぇな、こいつ俺と一緒で面倒臭がりだし

　

　

貴方「卒業してくれないと私の自由ライフがないので、卒業してください」

レオナ「自分本位かよ」

貴方「主(王子)に似たのかもしれませんね」

　

　

ガキの癖に本当によく口が回る……

　

　

　

　

ラギー「………え、レオナさんこの美人君誰ッスか？ディアソムニア寮生ですけど…」

貴方「あぁ……申し遅れました、貴方がこの地で王子を支えてくれている方ですね

挨拶が遅れてしまい申し訳ありません」

　

　
ラギー「え？い、いえ……」

　

　

　
出た、Aの外面……此奴俺以外にはクッソ礼儀正しくて偶に別人説を疑う程仰々しいんだよな

王子であり主の俺には昔から忠誠心の欠片もねぇんだよな此奴

　

貴方「私は一年のA·モーアンと申します、何時も王子がお世話になっております」

ラギー「あっご丁寧にどもッス、俺は二年のラギー·ブッチで……えっ？」

　

　

Aの口から出た王子、とその態とらしくも様になっている静かで綺麗な所作に目をかっぴらいて驚くラギー

さっきからお前驚き過ぎだろ

　

　

　
　
ラギー「れ、レオナさん？その……えっモーアン君との関係って？」

レオナ「俺の従者」

貴方「限界がきたらぶん殴っていいですよブッチ様、私が許可します」

レオナ「お前にそんな事許可出来る権利はねぇよ」

貴方「ありますとも、少なくとも貴方の身の回りは私が守っているのだから、傷付けるのだって私の勝手です」

屁理屈もいいとこだろ

つか本人の目の前でそれ言っていいのかよ

　

　

レオナ「まぁこんな忠誠心の欠片もねぇクソ生意気な餓鬼だが……お前も何かあったら此奴の名前を呼べ

多分一分以内には何処からでも現れる」

ラギー「そこは俺を呼べ、じゃないんスね……」