2話~スカラビアに行こう~ ページ3
とは言ったものの……ですね
面倒くさいことこの上ない、鏡舎のスカラビアの鏡の前まで来てしまってはもう致し方ないとは分かってはいますが…
リリア殿は私の父と私の事を知っていた、という事は下手に動いたらあのクソ父に何かしら報告がいって身動きが取りづらくなるかもしれませんからね
はぁ……私が卒業するまでにホントに死んでくれませんかね？あの老害年増、ほんっっとクソ野郎です
ま、私が卒業したら卒業したで直ぐにぶっ殺すか捕縛して拷問しますけど
………あっ私が卒業するまで私自身が我慢出来たらいいんですがね
もしかしたら卒業する前に……うん、してしまいそうですが今手をかけてはイーサン兄様に迷惑が行きますからしませんが
「歌え！踊れー！！リズムに乗って宴を盛り上げよう！」
この学園、何時から寮が宴会場に？？
まぁ良いです……他寮の事に首をあまり突っ込まないように気をつけなければ
面倒事はごめんだ
「ふむ！！！この装飾も実にキメ細かく繊細で芸術的だな！」
「そうだろ？俺もこの絵の額の模様気に入ってんだ！！」
「カリム、せめてそこは絵ごと気に入ってくれ……絵の顔が立たない…;;;」
……いましたね、何か入学式の時にいたスカラビア…の寮長殿と、副寮長でしょうか？とやけに慣れ親しんでるではありませんか
随分と呑気なことで
貴方「ディアソムニア寮生セベク·ジグボルト殿
漸く見つけましたよ、リリア殿が心配しておりました故もう戻りましょう」
セベク「む？……貴様は入学式の時隣にいた…」
貴方「貴方の同室となるA·モーアンです
スカラビアの寮長殿ですね、この度は我が寮生の者が大変ご迷惑をかけたようで…すいませんね、後日お詫びの品を持って挨拶に参ります」
同室様の肩を押して二人から少し距離を離して、私の突然の登場に驚いた顔をする二人に胸に手を当ててお辞儀する
……黒髪の方、寮長殿よりも随分と驚いた顔をしてますね
さしずめ私と同じで気配察知に長けた人間なのでしょう、寮長殿が黒髪の方を見て目を見開いているんですから
私に気づかなかったのが相当ショックなご様子で
カリム「……おぉ！お前あれか！！
モーラン族の！ロックの末弟！！！」
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そこらの本好き - すみません、ところどころ"モーアン"が''モーラン"とかわっています (2022年11月12日 13時) (
レス) @page38 id: f462b3db22 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 面白い続きが気になる (2021年12月14日 8時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 更新楽しみに待っています応援してます。頑張ってください。 (2021年11月24日 23時) (レス) @page28 id: 9824e2f221 (このIDを非表示/違反報告)
mika(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！！ (2021年11月17日 17時) (レス) @page18 id: 4da161d36b (このIDを非表示/違反報告)
沙也加(プロフ) - いえ、訂正ありがとうございました！ (2021年11月16日 18時) (レス) @page1 id: 20667333f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：元薺(サイ)だった者
| 作成日時：2021年11月14日 22時
