12話~全力少年の呼吸~ ページ13
貴方side
意外でしたね、兄上様とウィル兄様とエータ兄様の十人兄弟の上三人がこの学校の卒業生だとは知ってはいましたが
まさかそのうちの二人が私の担任なる人物と顔見知りだったとは
……自由が出来そうで良い様な、逆に出来なさそうで悪い様な…なんとも言えない複雑な気持ちですね
貴方「あっこらデュース君、それはちゃんと計ってからでないと……その右ですよ次入れるのは」
デュース「何っ！？す、すまん助かったA！」
「何で教科書とか見ずに出来んの？丸暗記？」
「マニュアル？歩くマニュアル人間デスカ？」
貴方「あはは、このグツグツドロドロ煮詰まった調合途中の薬被ります？
きっと熱さでその寝ぼけた頭も覚めるでしょう」
「「すいやっせんでしたッッッ」」
デュース「えっと……これを4滴…？」
わぉ綺麗な90°ですね、ですが今は実験の授業ですよ？他の方の邪魔にならないようになさってください？
後茶番する暇があるなら手伝って下さい、デュース君を見習ってみては？
そう目で語れば二人は無言で頷き無言で教科書を広げ内容を読み上げたり材料をまとめて持ってきたりなど
漸くまともに動き始めた
………行動が遅くなるのも人間の各々の個性ですので咎めるつもりはありませんが
切り替えはしっかりしてもらわなければ実験は大変ですからね、怪我されては面倒ですしね……その始末だとか色々と
デュース「おいモブ男、次は何だ！？これでいいのか？あってる！？なぁ合ってるのか！！？」
貴方「デュース君落ち着いてください、あってますから……深呼吸しましょう？ね？」
「なにかする度にデュースの奴呼吸止めてるんだけど、大丈夫か？色々と」
「大丈夫じゃないだろ、色々と
あ、また呼吸止まった……クルーウェル先生ー！デュースの呼吸が可哀想ーー！！」
クルーウェル「仔犬深呼吸だ、深呼吸してお前はもう休め」
デュース「っっぶファッっ！！！…はぁ…はぁ…す、すんません……でも大丈夫です！まだ僕はやれます！」
貴方「真面目なのはいいですがもう少し肩の力を抜きましょうね、デュース君？」
デュース「あ、あぁ……」
初めて見ましたよ、実験の一つ一つの動作で呼吸止める人間
緊張しすぎるにも程がありますね…
仕方ありません、アレをしますか
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そこらの本好き - すみません、ところどころ"モーアン"が''モーラン"とかわっています (2022年11月12日 13時) (
レス) @page38 id: f462b3db22 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 面白い続きが気になる (2021年12月14日 8時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 更新楽しみに待っています応援してます。頑張ってください。 (2021年11月24日 23時) (レス) @page28 id: 9824e2f221 (このIDを非表示/違反報告)
mika(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！！ (2021年11月17日 17時) (レス) @page18 id: 4da161d36b (このIDを非表示/違反報告)
沙也加(プロフ) - いえ、訂正ありがとうございました！ (2021年11月16日 18時) (レス) @page1 id: 20667333f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：元薺(サイ)だった者
| 作成日時：2021年11月14日 22時
