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『んっ。』
麗｢起きた！！！｣
朦朧とした意識の中保健室にいることがわかった
みんなの心配した顔。
気難しそうな顔。
そして、あの最後の光景
勝敗は言われなくてもわかった
『ははっ。負けちゃったや…。
勝ちたかった…っなぁ…。』
悔しさを涙にして必死に堪えようとするが
無意味。
抑えようとしてもポロポロと溢れ出てくる雫は
私にはとめられなかった
すると私の頬に手が伸び、
私の頬に伝う涙を拭う
その手はやっぱり貴方で
『いずっ、く…』
出｢A、お疲れ様。｣
そう微笑みながら言われ
また涙が伝う
あぁ。悔しい悔しいけど
なんか、出久が笑ってるしいいかなって。
『へっ、私今なんて…！』
出｢？？｣
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
保健室の扉が開き
私の周りにいるみんながそちらへ視線を合わせる
そこにいたのは
轟のお父さん。エンデヴァーだった
エ｢…翳屋…って言ったか。
少し話がしたい｣
『っ、分かりました。
ごめんね、みんな観戦席戻ってて』
耳｢…、A大丈夫なの？｣
『私なら大丈夫。』
耳｢そっか。｣
｢じゃあ、また後で。｣そう言うと
みんなはぞろぞろと出ていく
最後に出ていった出久は私を見て目が合い
心配そうな顔をしてそのまま保健室から出ていった
エ｢…さっきの。宣戦布告、の話だが｣
『っ、ごめんなさい。
生意気な口叩いてしまって…。
私なんか轟に触れる事すら出来ない
弱者でした…。』
私がへらぁっと笑い
エンデヴァーさんを見ると
エンデヴァーさんは首を振った
エ｢焦凍と、あんな接戦するなんてな…
少しばかり見直した…。その、ありがとうな。｣
『い、いや！でも私は負けたし…！！』
エ｢結果的には…だが。
それでも凄かった。次の活躍期待してるぞ｣
そう言うとエンデヴァーさんは
保健室を出ていった
まさかあんなお褒めの言葉を言われるとは思わなかった。
エンデヴァーさんの居なくなった病室で
1人ポツンと口角を上げた
そりゃNo.2から褒め言葉なんて
悪い気はしない。
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ミラコ - 神作品！何回も読み直している者です！彼氏さん天国でも、ささくれさんの事見守っていると思います。辛いと思いますが真っ直ぐ前を向いて彼氏さんの分まで幸せに人生を送れるよう、心から願っております。これからも、ささくれさんの更新など応援しております！ (10月28日 23時) (
レス) @page41 id: 70229c7aa2 (このIDを非表示/違反報告)
破壊の伝導者(プロフ) - ささくれさん» 初めまして 悪の象徴で一本書きたい者です。よろしかったでしょうか？ (2020年12月3日 18時) (レス) id: f479ce3622 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon - ささくれさん,大切な人を亡くされて辛いと思いますがいつも応援しております。私も五年ほど前に事故で幼馴染を亡くしました。大切な元カレさんの分もしっかり生きて下さいね。元カレさんのご冥福をお祈り致します。 (2020年1月13日 15時) (レス) id: 5e8336fae3 (このIDを非表示/違反報告)
。。。。 。。。 - 貴方様の様に強くなりたいと勝手ながら思ってしまいました。これからも頑張ってください。応援しています、作者様に幸せが訪れることを切に願っています。 (2019年2月21日 19時) (レス) id: 6df44453a8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - あんまり無理しないでくださいね。 (2019年1月31日 17時) (レス) id: 90bbb80c15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ささくれ | 作成日時：2018年9月19日 21時
